寺山 亜利紗(てらやま ありさ)さん

略歴

2014年 大阪府立枚方高校国際教養科卒業
2018年 京都産業大学外国語学部国際関係学科卒業
2018年 日本通運株式会社入社、和歌山鉄道コンテナ課配属
(2019年3月現在)

私が務めている日本通運株式会社は国内外 陸、海、空の輸送モードを使って日本の物流を支えています。私は現在、鉄道コンテナの輸送手配を行っており、貨物列車を利用し、国内の様々な地域にドアツードアで貨物を届けるため、ドライバーに指示を出しています。日本中に貨物を届けることで、日本の物流を支えることに携わっていると実感でき、日々の業務にやりがいを感じています。

私は大学時代にフェアトレードを研究していたので、将来は、モノが私たちの手に届くまでのプロセスに関わる仕事に就きたいと思っていました。モノとモノ、人と人をつなぐ仕事をしたいと思い、モノの裏側を支える物流業者を選びました。特に日本通運は様々な輸送モードを持っていて、また国内だけでなく海外にも幅広いネットワークが広がっています。私の夢を実現するために、多くの道が広がっていると期待しています。。また、海外で活躍する人材育成にも力を入れており、若手から海外研修制度への参加を希望することができます。今はその海外研修制度に参加することを目標に、日々の業務に力を入れています。

大学時代は大学生の今にしかできないことを行おうと、ボランティア活動やゼミ活動に力を入れていました。特にゼミでは、「フェアトレードがもたらす生産者環境の向上」をテーマにしていました。実際フェアトレードがどのように、生産者の環境向上に貢献しているのかを自分の目で見たいと思いました。そこで、フィールドリサーチを行い、生産者と直接交流を取り、フェアトレードの実態を調査しました。フィールドリサーチで訪れたカンボジアでは、生産者からフェアトレードのおかげで、安定した収入を得ることができるようになり兄弟を学校に通わせることができるようになった、という話を聞きました。学生生活の集大成で訪れたアフリカのタンザニアでは、フェアトレードコーヒーを栽培している村に滞在し、コーヒーの収穫を体験しました。ほとんど手作業で行われるコーヒーの収穫を体験し、コーヒーが私の手に届くまで多くの苦労があることを知ることができました。自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の肌で感じた、この経験は私の宝物です。

国際関係学の勉強は幅広く、自分の興味や関心で深く学ぶことができる学問です。大学時代は必修の授業や語学の勉強などが忙しく、勉強することが嫌になったこともあります。ですが、社会人になると自分で意識的に時間を作らないと、勉強する時間がありません。学生時代の自由で時間があるときに、多くのことに興味を持ち多くのところに足を運んで、みなさんにしかできない経験をたくさんして欲しいと思います。私は行動をするときに、「やらない後悔よりも、やった後悔」という言葉を胸に行動するようにしています。やればよかったという後悔は何も得るものはありませんが、やらなければ良かったという後悔には反省や学びがあります。ぜひ、みなさんも少しでも興味を持ったことには進んで行動し、一歩踏み出せない時にはやらなかった時のことを想像してみてください。そこで、後悔すると思うならぜひその時に行動してください。自分で考えて、自分で行動した経験は必ず社会に出ても役に立ちます。私は社会に出てから、自分で考えて行動する姿勢の重要さを実感しています。
貴重な大学生活を充実させるために、たくさんのことに興味を持ち行動してステキな経験をして欲しいと思います。

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