軸丸 志乃 さん

略歴

大分県立大分東高校普通科 卒業
京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修 2004年3月卒業
クラブツーリズム株式会社ヨーロッパ旅行センター(北欧・英国・ロシア担当)
(2008年8月現在)

現在の職業について

 2004年3月卒業後はクラブツーリズム株式会社九州旅行センターにてバス課に3年間配属され、添乗員として日本国内を駆け巡っていました。その後転勤の話をいただき、4年目にして東京にある本社のヨーロッパ旅行センターへ異動することになりました。

 現在は同センターにて北欧・英国・ロシアを担当しています。業務内容としては、バス課の時と同様、ツアー企画・添乗・受付・媒体作成・旅行説明会・手配など旅行の一連の業務に携わっています。自分の作ったコースに自分が添乗員としてお客様と同じ目線で旅を感じ、お客様の声を直接聞いたり、自分が感じたことを次のコース企画に活かして、よりご満足いただけるコースを提供するというのが主な仕事になります。

 1ヶ月半に一度くらいのペースで添乗員としてヨーロッパ各地へお客様をご案内しておりますが、ロシアにも何度か添乗で行っております。
 単に、ロシア語を勉強をしている人が少ないから面白そうだからやってみようと入学して勉強を始めましたが、今まさにその思惑通り海外添乗員として仕事をする中で、英語が出来てもロシア語が話せる添乗員というのは本当に希少なので、今はとてもやりがいを持って仕事に取り組んでいます。

学生生活

 学生生活において、一番重きをおいていたのは海外旅行でした。

 もちろん、学業も大切ですし、他の学生同様アルバイトやサークルも頑張っていました。高校生の時から海外に携わる仕事をしたいと考えており、特に旅行会社と決めていたわけではないのですが、とにかく「地球のあらゆるきれいな景色を見ないで一生を過ごすなんてもったいない!」という一心で、春休みや夏休みには必ずと言っていいほど、アルバイトで貯めたお金で海外旅行に出掛けていました。社会人となった今ではプライベートで海外旅行に行くという時間もお金もないので、本当に貴重な経験だったと実感しています。

 ただ、もっとやっておいた方が良かったと後悔したことも実はたくさんあります。
 専攻していたロシア語に関しては、短期のホームスティには行ったものの、社会に出てからより専門性を活かすためには物足りず、長期留学をしておけば良かったと感じました。
 次に、ただ単位を取るために選択していた授業。これは社会人となった今では誰も教えてくれません。本を読んで自分で勉強するしかありません。周りに流されるのではなく、もっと積極的に興味を持って授業に取り組めばよかったと今になって思います。
 その他にはせっかく京都にいるのに、歴史的建造物をほとんど見ていないということです。京都は日本で一番四季が感じられる場所です。学生の皆様には時間のある今こそ、たくさん京都の歴史を感じてほしいと思います。

学生の皆様へ

 上記にも述べましたが、学生時代にしかできないことを優先的にやってほしいと思います。
 そして同じように大切なことは、自分が将来どうしたいのか?どういう仕事についてどんな生活をしてどんな人間になりたいのか?このビジョンを持っている人とそうでない人とでは、学生生活の密度が変わってきます。しかしながら肝心の「どうしたいのかが分からない」という人が大半だと思います。
 それを打開するにはとにかく少しでも興味があることがあったら何事も挑戦してみるということ、そして大学という枠組みを越えていろんな人たちと接することです。そうすれば自ずとやりたいことが分かるはずです。
 そういう気持ちで過ごしていけば、社会人になっても「何でこの会社を選んだんだろう」だとか「何のために働いているのか?」とか社会人になった後でも先を見据えながらモチベーションも高く持って働くことにつながってきます。

PAGE TOP