教学の理念

黒坂 光 学長
京都産業⼤学は1965年、学祖荒⽊俊⾺によって創設された。戦後⽇本の精神⽂化の荒廃を憂慮された学祖は、「建学の精神」において「将来の社会を担って立つ人材の育成」を大学の使命とし、その実現のため教育に心血を注いだ。

学祖が育成の目的とするのは、自らを厳しく律しつつ、創造力に富み、社会的な義務を怠ることなく、国内外を問わず社会の発展に貢献できる人材である。その人材は、日本固有の文化の特質や歴史的な意義を理解し、世界各国の文化や文明に通暁し、世界で通用し得る見識と国際感覚を持つとともに、豊かな人間性と高い倫理観、生涯にわたって学び続ける探求心と向上心を備え持つ。

科学技術が急速に発達し、人や資本や情報が国家・地域の垣根を超えて行き来する今日の社会は、地球規模で解決すべき様々な問題に直面している。その解決に向けて、本学は一拠点総合大学の利点を最大限に生かし、学部・学問分野の壁を取り払い体系化された共通教育と専門教育カリキュラム、さらに研究科の専門性を生かした大学院カリキュラムのもとで、「建学の精神」に掲げる人材を育成する。
本学は、教育の不断の検証と改善を進め、いかなる社会にも対応可能な教育を行う。

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