宇野 友加里さん

略歴

勤務先;株式会社 福井村田製作所
出身高校;福井県立武生高校

近況について

 

 私は現在、地元福井県の福井村田製作所という電子部品の会社で働いています。

 第一コンデンサ企画部という部署でコンデンサ(電気を蓄える小さな部品)の価格管理や販売促進のサポートをしています。中華圏のローカル得意先を担当しており、現地の営業とのやりとりの半分は英語なので辞書片手に毎日奮闘しています。残念ながら今のところロシア語を使う機会はないですが、英文を辞書で調べたりすることが苦でないのは4年間ロシア語を学んだおかげかなと思っています。

大学時代

 入学時は第1志望の大学に落ちて産大生としての大学生活に全く期待せずに入ったのですが、4年間を振り返ると産大に入ってよかったと本当に思います。私は大学に入学する前から「留学する」、「外国人留学生と交流する」、「友達をたくさん作る」という3つの目標があったのですが、全て達成できとても充実した4年間でした。

 勉強に関しては好きな科目は頑張り、そうでない科目はテストの前日だけちょっと勉強して乗り切っていました・・・。

 勉強以外の大学生活においては、とても忙しい毎日を送っていたと思います。バイト一色の大学生活は嫌だったので、バイトはそこそこにして自分のやりたいことを出来る限りやったつもりです。2回生の時にはヨサコイサークルと他大学のクラシックバレエ同好会に所属しながら、大学の国際交流会館で留学生との共同生活を楽しみつつ、アメリカからの留学生がルームメイトだったことがきっかけで英会話レッスンにも通うという生活をしていました。国際交流会館で留学生と過ごした時間は楽しかっただけでなく自分にとってとても勉強になった1年間でした。そして3回生のときにはロシアのサンクトペテルブルクに10ヶ月間在学留学をしました。

 留学に関しては、皆さん「現地で日本人ばかりとつきあっていると語学が上達しない」とおっしゃっていますが、確かにそうだと思います。しかし、その反面私が留学してよかったと思ったことのひとつに「日本で普通に生活していたら会えなかっただろう日本人と知り合えたこと」があります。全国のロシア語を学ぶ学生以外でも、会社の研修できている日本の商社の方や銀行員の方、会社を退社して留学に来た方等 たくさんの日本人の方と出会いいろんな話をしたことが今の自分の人生に大きく影響を与えていると思います。留学される方は、日本人とは一切話さないというスタンス(私は最初このスタンスでいるつもりでした笑)でいくのではなく、他国からの留学生、日本人も含めたさまざまな人と交流しに行く気持ちで行くといいのかなと思います。

 4回生の時にはロシア留学で知り合った多くの韓国人の友人がきっかけで韓国語のエキスパートクラスに入り週4回韓国語の授業をとったり、ロシア人留学生のチューターをしたりして平日はほぼ毎日学校に行っていました。4,5月は就職活動しながらだったのでちょっと大変でしたが、4回生になって新しい友達もできて大学へ行くのがとても楽しかったです。

学生の皆さんへのメッセージ

 大学4年間を振り返ってみると、とても良い”人”との出会いがたくさんあり、今後ずっと付き合っていきたいと思える人にも多く出会えました。皆さん、出会いを大切にしてください。また、自分のやりたいことをやれるだけ、やれるうちに思いっきりやってみてください。在学中の人との出会いと、なんでも受身ではなく自ら積極的にやってみることは、大学卒業後の皆さんの人生にもきっと良い影響を及ぼすのではないかと思います。

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