鈴木 応余 さん

略歴

銚子市立銚子高等学校卒業
1999年 京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修卒業
1999年 空港ターミナルサービス株式会社入社
2001年 (株)ミキ・ツーリスト入社
(2008年9月現在)


 皆様、こんにちは。
 卒業生の鈴木と申します。

現在の仕事

 私は、ツアーオペレーターの(株)ミキ・ツーリストにて、営業職として勤務しております。
 ツアーオペレーターとは、旅行会社さんの依頼に沿って、ホテルやバス、ガイドなど旅行の手配を行う会社です。
 ミキ・ツーリストはヨーロッパを中心に、世界各国の現地手配をしていますが、私はその中でもロシアや北欧、東欧などを中心とした地域の海外ツアーを専門に、旅行会社さんへの旅の素材の提案、見積もりなどを担当しています。

ロシア語専修入学の動機

 私が進路を決めた90年代初頭は、「ソ連」だったCIS諸国が大きく変動を遂げつつある時期だったことが、ロシア語専修入学の理由の一つです。それぞれの国や民族、文化がどのように変わっていくのか、非常に興味がありました。
 多種多様な民族と広大な土地を有するソ連の公用語を学べば、当時のソ連人口の約3億人の様々な価値観を持つ人々と接するきっかけができる思うと、自分の中の世界がとても広がったような気がして、とてもわくわくしました。

学生時代にやっておいていただきたいこと

 自分の体験をもとに、みなさんに学生時代にやっておいていただきたいことを書かせていただきます。

1.縁があって選択したロシア語ですので、授業にはしっかり出て、ロシア語を学習してください。京都産業大学の充実した学習環境をぜひ活用し、先生方にたくさん質問をしてお世話になってしまいましょう。
 程度の差はあれ、社会人になってから必ず「学生時代にもっと勉強しておくんだった」と後悔することがあります。やはり社会人になると、勉強の時間は学生時代のようにとれないことが多いです。

2.自分の興味のある分野を見つけて、ロシア語学習に役立ててください。私の場合は、ソ連時代に作られたアニメーションが非常に好きで、お気に入りのアニメはせりふをすべて言えるくらい何度も見ました。興味の対象は、音楽でも文学でも映画でも何でもいいと思います。ロシアやロシア語圏にこだわらずに、たとえば日本の映画が好きなら、日本の映画を紹介するロシア語の記事をインターネットで探して読む、といったことでもいいのではないでしょうか。楽しみながら学習すると、語学はどんどん上達します。

3.ロシアやロシア語圏を訪問してみてください
 実際にロシアを訪問してみると、イメージと現実のギャップに驚くことがたくさんありました。短期間の旅行でも、現地の人と触れ合う機会を得ることで、自分の世界を広げることができるのではないでしょうか。

繰り返しになってしまうのですが、在学生の皆さんはなにかの縁があって、このロシア語専修に入っていらしたのだと思います。ロシア+αで、なんでも興味があるものには手当たり次第、見て、聞いて、話して、触って、感じて、好奇心を持って楽しんでください。
 そして、その中から自分の一生大事にできるものに出会えると思います。たとえば、それが友人だったり、趣味だったり、または将来の仕事につながるものだったりすると思います。
 私の場合は、ロシア語を学ぶことで、ロシア語専修の仲間・留学時代の世界各国の友人など、一生大事にできる人たちと出会えました。また現在の仕事は、ロシアに対する好奇心を常に持ち続けていた結果、出会うことができたのだと思います。

ロシア語の授業が難しいなあと思っても、難しいことも楽しんでしまいましょう!

 大学時代ほど、自分の興味のあることに打ち込める環境はないと思います。そんな自由も多い反面、怠けることもできる環境でもあります。在学生の皆さんには、ぜひとも前者として日々を過ごしていただきたいです。

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