平元 真帆 さん

略歴

滋賀県立石山高校出身 2000年 京都産業大学 外国語学部言語学科ロシア語専攻 卒業 社会人一年目 某大学工学部事務室勤務
2001年 アロマセラピストへ転身 京都、リラクゼーションサロン勤務
2009年 大阪、アロマテラピースクールにて講師
2010年 滋賀、講師業のかたわら自宅サロン「ヒラノハナレ」開業 (2010年9月現在)


大学時代

 正直なところ、京産を受験する予定はありませんでした。すべり止めとして受験することに。
 願書提出直前、学部選びで、京都産業大学に外国語学部があり、とてもたくさんの語学を揃えていることを初めて知りました。どうせなら、人があまり選びそうにないものをとインドネシア語と迷った結果、ロシア語に。

ちょうど見ていたテレビでロシアが映っていて、オーロラがきれいだったことと、「冬にはアイスクリームの温度の方が、外気より高い」という想像しにくいコメントをレポーターが話していたことがきっかけとなり、ロシア語への道が決まりました。

 さすが、稀な言語だけに集まった仲間は全国から集結。そしてロシア語を選ぶだけあって、人とは違うことをという個性的なメンバー。高校までより少人数クラスで、ほぼ毎日一緒に過ごし、自然と家族に近い関係になっていました。

 4年間、アルバイトと海外旅行と・・・。仲間と思い出をたくさん作ることができました。この頃から、ロシア語を活かした仕事をというより、アロマテラピーに興味を持ち始めていたので卒業後は漠然とアロマの道へ進みたいと思っていました。まだまだアロマが浸透していない頃で何からどうしたらよいのか、セラピストという職業に就けるのか、全くわからない状態でした。進路も含めてこれからの人生について、いろんな思いを仲間と語り合い、励まし合い充実した貴重な時間を過すことができました。

社会人→今

 社会人一年目は、生活のためと1年限定で大学事務に就き、仕事後にアロマスクールへ通う日々が続きました。自分にできるかどうか不安だらけでしたが、「人の手の力」に魅せられ、セラピストの仕事に就いてから、気付けば10年近く経とうとしています。

 アロマセラピストという仕事は、学生時代に思い描いていたような、なまやさしいものではありませんでした。「人と向き合い、受け入れ、寄り添う」と同時にお客様とも自分とも徹底的に向き合い、全て受け入れ、常に人間性が問われるシビアな一面もあります。
 多くの人との出会いの中で、いろんな壁にぶち当たりながらも、ここまで進んでくることができました。「出会ってきた全ての人に感謝し、自信は必要だけど、奢り高ぶることなく謙虚に、流れにそって生きていく。」というのが今の心境です。
 小さいながらに自宅サロンを開業し、また未熟ながら、講師という教える立場になり、伝えることの難しさやおもしろさ、お世話になった教授や先生方への敬意の念をひしひしと感じています。
 まだまだこれから続く道を、今は楽しみながら進んでいます。瞬間瞬間が、5年、10年先の自分につながっていくことを思いながら。  


在校生のみなさまへ

 人生の中で一番思い悩み考えた時期でもあった大学4年間。ある意味とても無駄で贅沢な時間だったのかもしれません。それでも、かけがえのない仲間との出会いや、たくさんの思い出が何よりの財産となり、今の自分を作りだし、支えとなってくれている大切な時間だったと確信しています。

 思い悩み考える時間にするもよし、思い立ったら即行動してみるもよし。
 とにかく周りの仲間や先生方、関わる全ての人々に感謝の念を忘れず、思いっきり学生生活を楽しんでください。勉強も遊びも精一杯で!瞬間瞬間の自分が、5年、10年後の自分となっていくと思うと、楽しむことにも責任を持って進めます。どうぞ、存分に二度とない大学生活を満喫してください。振り返った時に、京都産業大学の学生でよかったと思える素敵な時間となることを心よりお祈り申し上げます。

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