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中元 孝介 さん
略歴
2003年度 外国語学部言語学科ロシア語専修 卒業生
近況
2003年度卒業生の中元です。外国語学部言語学科ロシア語専修に席を置いていました。
卒業生としてのメッセージということなんですが、外国語を活かした仕事をしている訳ではなく、気の利いたアドバイスなどはないので、私の卒業後の話をします。
私は就職活動をせずに大学を卒業しました。なぜなら、キックボクシングのチャンピオンになる夢があり、卒業したら何も持たずすぐに上京しました。
6年経つ今、未だにチャンピオンベルトは巻けていません。
定職に就いてない社会の現実は予想より厳しくバイトに明け暮れ、経済的に逼迫した状態が続く中、格闘家としても伸び悩み現在に至ります。
これは私のサクセスストーリーなんかではなく、何の考えもなかった私が陥ったリアルな現実の話しです。
しかし、これは決して大企業や公務員のような終身雇用を推し進める話ではありません。
昨年のリ-マンショック以降、不景気と円高が重なり、派遣切りや正社員切り、企業の倒産も相継ぎ就職活動をするには大変な問題がある時期がきてると思います。
現在私も郵便事業株式会社の期間雇用社員をやっているので、人事ではありません。
だからといって、安定だけを求めた安易な人生の選択はいろんな意味で危険です。大きな企業に入れば一生安泰と言う神話も怪しくなってきた様に思えます。
現に今年に入ってから上場企業が70社以上、未上場企業が15000社以上潰れています。
逆に、こんな時だからこそ自分が何をしたくて、それを実現させるにはどうしたらよいかを考えてください。
例え会社に属しながらでも会社や社会保障制度に依存しきらない、自分独自の才能やビジネス観を磨いてください。
現在私は、結婚をし今年子供が産まれました。郵便局で働きながら育児をし、自分のビジネスを持つために勉強をし、当然ながらキックボクシングのチャンピオンを目指して頑張っています。夢は諦めません。仕事と生活と夢とのバランスの取れた両立こそが素晴らしい人生をもたらしてくれるのだと信じています。
これは私のサクセスストーリーではありません。しかし、努力すべき事がわかり、未来に対して明確なビジョンが見えつつある今、自分に少し期待が持てるようになっています。
京都産業大学出身の人間として皆さんと一緒に頑張って行きたいと思います。