情報システム

教育の情報化に対する姿勢

絶えず革新し変化し続ける現代社会。その変化を支える一つにICTがあります。ICTとはInfomation Communication Tecnology、すなわち情報通信技術です。
情報通信技術はコンピュータと通信システムを活用して、社会を支える生産・流通・販売・消費、教育・研究等あらゆる分野における変化を支えています。
現代はこの情報技術をどう活用するか、これが進化のために大切なテーマです。
1965年に京都産業大学が京都上賀茂の地に開学したとき、やがて情報化社会が到来することを本学は予見していました。
日本にコンピュータがまだ約2600台しかなかったころ、本学は複数のコンピュータを活用して、教育・研究に取り組んできました。
そして、まさに総合大学となった現在のテーマは教育の情報化。ICTを道具として教育と研究という大学の基本的活動を革新的に高めるために取り組んでいます。
教育の情報化では、まずコンピュータを備えた情報処理教室の整備が重要となります。
総合大学では人文科学、社会科学、自然科学、それぞれの分野で異なるICTのニーズがあり、それは多岐にわたります。
その多様なニーズを満たすために情報処理教室のパソコンの基本ソフトウェアにWindowsとLinuxを採用。2つの基本ソフトウェアを1台のコンピュータで利用可能とし、これによって全ての情報処理教室で全学部の授業の開講が可能としてきました。1999年当時では、一般には全く知られていなかったLinuxを世界で初めて大学に大量導入して実現できたものです。

また、教育の道具のひとつとしての教育用サーバは、キャンパス内だけではなく自宅からでも授業の予習復習のために利用できるよう整備されています。
さらに、現代は学生一人ひとりが自分のパソコンを授業に持込んで学習するBYOD(Bring Your Own Devices)の時代です。
学生が持込むパソコンで教育研究用サーバを活用できるよう、キャンパス全域に無線LANを完備。
これによって大学の教育資源をキャンパスのどこにいても、自宅からでも、さらに海外留学先のどの国からでも活用できる環境が整っています。

充実した無線LAN環境・情報処理設備

いついかなる時でも自分が所有している端末からネットワークに接続できるようにキャンパス全域に無線LAN環境を整備しています。平成26年度には学生寮や厚生施設等の学外施設の既存設備の強化を行いました。学生が情報機器を活用して学習できる環境を整えています。今後は、個人が複数端末を接続しても快適に接続できるように環境の整備を行っていきます。

e-Learningに関する取り組み

学内外問わずインターネット環境さえあれば予習・復習を行うことができる学習支援システム「moodle」を導入。このシステムを利用した情報教育を全学的に展開しています。

また、講義内容を紹介した講義要項(シラバス)のWeb公開をはじめ、履修したい授業の登録手続きをインターネットから行うWeb履修登録システムを運用。授業の休講・補講などの情報をスマートフォンやパソコンから閲覧できるサービスの展開など学生生活全般に関わる効率的な情報活用を推進しています。

情報処理設備の活用を推進するサポート体制

計算機運用補助員(MiCS)と呼ばれる学生アルバイトスタッフが常駐する相談窓口を設けています。相談窓口は情報処理教室でトラブルが発生した際に迅速に対応したり、利用者から寄せられるコンピュータに関する質問に答えるなど本学の情報処理環境を支える役割を大いに果たしています。

さらに、この相談窓口の現場でサポートすることにより情報スキルを身に付けることができ、学生アルバイトスタッフのスキルアップにも貢献しています。

京都産業大学のキャンパス・ネットワーク「KING」

本学では高度情報化社会に対応すべく、1987年にコンピューター・ネットワークを敷設し、情報教育と高度な専門教育に欠かすことのできない情報基盤としてキャンパス・ネットワーク「KING (Kyoto Sangyo University Information Network for General System)」を整備しました。
現在のKINGは2011年3月に更改し、従来の優れた点を踏襲しながら、その上で10Gbpsネットワークの導入やP2P通信を遮断などの整備を行いました。その結果、より高速で安全な情報基盤となっています。
また、学生寮をはじめとする学外施設もInternet VPNを利用しKINGと接続しており、大学内と同じネットワークが利用できるようになっています。
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