籾山 政太 さん

略歴

1995年 加藤学園暁秀高等学校(静岡県)卒業
1995年 京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修入学
2000年 協和メデックス株式会社 入社
(2009年2月現在)


近況について

 皆さんこんにちは
 私は現在、協和メデックス株式会社で、神戸市を中心とした兵庫県の大病院・中病院向けの臨床検査薬を販売する情報担当者(MR)をしております。
 協和メデックス株式会社は、医薬品や化学品、食品メーカーである協和発酵工業株式会社の医薬カンパニーの臨床検査部門として、糖尿病やガンなどの検査に使用する検査薬・機器を製造販売しております。

 私がロシア語を専攻しようと思ったのには大した理由はありません。漠然と外国に関する勉強をしたいと思っていた中、たまたま私の琴線に触れたのが何故かロシア語であったという程度でありました。
 子供の頃から外国には非常に興味があったので、学生時代は長期休暇の度に海外に貧乏旅行に出かけ、23ヵ国を合計1年以上旅行しました。(そのせいで大学に5年もお世話になることになってしまいました・・・)
 せっかくロシア語を専攻していたのですが、当時、ロシアは自由旅行が出来ないということで足が遠のいてしまい、アメリカやヨーロッパを旅行しておりました。  そうこうしているうちに東南アジアやインドなど発展途上国に魅せられてしまい、結局アジアばかり行っているうちに「自分は南国が好きだ」ということに気づき、ロシアへ行くことのないまま現在に至っております。
 社会人になった現在も一人旅に出かける病は治らず、仕事の都合を無理矢理つけて年に1〜2回、一人で貧乏旅行に出かけております。(その間、妻と子供は日本で留守番しております)

 「京産大のロシア語専修の何が最も魅力的か?」という質問を投げかけられたなら、それは少人数クラスにあると思います。
 私の時で16名、4年間ずっと同じメンバーで、同じ言語を学ぶのです。小中高を含めても、4年間もメンバーが変わらないクラスにいた人ってなかなか聞きませんよね?
 1回生〜4回生全て合わせても80人程度。必然的に学年を超えての交流が盛んになり、教授の皆様との付き合いも含め、まるでファミリーのような付き合いが出来ます。 先輩達との学年を超えての交流の中で、神山祭でのピロシキ屋台を始めようということになりました。現在も神山祭の名物として続いているということを伺いましたが、とても嬉しくて懐かしい気分になります。
 大学卒業後、私はロシア語のクラスメイトの女性と結婚したのですが、私たちの結婚式には同級生・先輩・後輩・先生方と、多くの仲間が参加してくれて、彼らとの付き合いは現在も続いております。ロシア語専修の4年間で、私は多くの生涯の友人を得ることができました。

 現在、私は製薬会社のMRという、ロシア語とは全く縁もゆかりも無い仕事をしております。
 しかし外国に興味を持ち、外国に行くことにより、「行動力」と「人間同士のコミュニケーション」という、営業マンにとって最も重要なファクターを私は身につけることが出来、現在の仕事に非常に役に立っております。

後輩の皆さんへのメッセージ

 学生の間に10日でも1ヶ月でも良いので、外国に行ってみてください。それはロシアでなくても、韓国でもアメリカでもどこでも良いと思います。出来れば自分で航空券を取り、自分の力で旅行してみて下さい。

 海外で起こる様々な出来事やそこで出合った人々。時には海外ならではの理不尽なトラブルも起こるでしょう。
 それら一つ一つの経験が、今後社会へ出て行かれる皆さんに何がしかのヒントを与えてくれると思います。

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