学部の特長
ー国際社会の発展と平和に寄与できるグローバル人材を育成

Point01世界の現場で学ぶ海外実践型科目と手厚い費用サポート
リアルが知れる! 海外体験率100%
しかも必修科目の費用は大学負担
学部の最大の特長ともいえる必修科目。英語圏・アジア圏あわせて8か国のいずれかに3週間滞在します。プログラム費、渡航費、滞在費などの主な費用は大学が負担します。
実践力がつく! 外国政府機関/NGO/日系企業でのキャリア開発科目
海外で活躍する企業、NGO、政府機関でインターンシップや研究活動を体験します。「海外フィールド・リサーチ」を経て、さらに専門性を高めるために、国際的な活動を行う国内外の公共機関や民間企業の協力を得て課題解決型研究に取り組み、自主性、課題解決能力、他者との協働をするために必要な調整能力などの形成を図ることを目的とする科目です。
Point02世界に通用するグローバル人材に必要なスキルが身につく少人数教育
圧倒的なプレゼン力・ディスカッション力・課題解決力を鍛える少人数運営の授業!
演習科目
4年間をとおして準担任制で運用しており、低年次は、学びにつまずく学生に対して演習担当教員が面談を行い、高年次には、研究演習担当教員が就職活動へのアドバイスを行うなど、学生をきめ細かくサポートします。
国際関係英語科目
語学のみならず、社会科学の専門知識を持った教員が担当する少人数の英語講義科目です。専門の基礎的概念や理論だけでなく、データ分析、ディベート、プレゼンテーションなどの実践的なスキルも全て英語で習得しかつ発信できるようにします。
クラスは英語レベル別に編成しているため、自身の英語力にあった環境で学ぶことができます。
Point03アカデミックな専門性と世界とつながる実践ネットワークを持つ教授陣
教員は社会科学分野の⾼い専⾨性やネットワークを持ち、外国公館‧国際機関‧企業・NPOなどの特別講義からも実践的に学ぶ!
90%以上の卒業生が「大学ではよい教員に巡り合えた」と実感しています。教員一同、学生のチャレンジを最大限にサポートします。
駐日大使、外務省・JICA職員、経営者らを講師に迎え、世界の最前線を学びます
Point04飛躍的な成長実感と多様な進路選択
在学中に広がる視野と親身なキャリア相談で多様な進路選択、海外大学院への進学指導も。京都から世界に羽ばたけ!
成長実感・満足度
約98%の卒業生が「国際関係学部での学びに満足している」と回答し、教育内容に対して高い満足度が示されています。
【教育目標】
- 専門知識に基づき自分自身の見解を持つことができる
- コミュニケーションと情報分析に基づいて課題を発見できる
- 多様な視点から解決策を発信できる
- 多様性を尊重し、倫理観に基づいて国際社会で役割を果たすために、行動することができる
4年間の学び
1年次は全員が海外へ、2年次からはコース選択、留学も
カリキュラム全体像

現代社会においては、政治・経済・共生に関する諸問題に対し、価値観の多様性を踏まえたうえで解決に導く力が求められています。
本学部では、国内外を問わずいかなる状況や場面においても、日本語でも英語でも自らの意見を伝え、他者と協働して課題の発見から解決策の提案まで行える人材を育成します。
1年次学びの基礎を築き、
全員が海外へ

1年次は国際関係の学びの基礎を築くための科目が充実しています。国際関係の専門知識・理論を修得し、コース制の始まる2年次以降に行われる専門性の高い学びのための準備を着実に行い、国際関係学の基礎を学びます。
基礎科目
国際関係における基礎的な知識を修得
国際関係における政治、経済、共生の3つの領域の基礎的知識を修得します。調査手法や活用についても学び、2年次からのコース選択で学びをさらに深めます。
国際関係英語科目
英語をツールとして使いこなす
政治・経済・共生に関わる複雑な諸問題に対して、多様な価値観を持った他者と協働して解決策を提示できるようになるには、英語を「ツールとして」使いこなすことが必要です。専門の基礎的概念や理論だけでなく、データ分析、ディベート、プレゼンテーションなどの実践的なスキルも全て英語で習得しかつ発信できるようにします。集大成として、3年次ではグローバルな課題に対する解決策を考察し、英語でのプレゼン・ディベート大会を行います。
クラスは英語レベル別に編成しているため、自身の英語力にあった環境で学ぶことができます。
演習科目
専門知識を深め、情報を分析し解決力を身に付ける
少人数のプレゼンテーションや議論を中心としたアクティブ・ラーニング型授業を通じて、国際関係学の専門知識を深め、問題解決に向けて論理的・体系的な思考を用いて情報を分析し、他者と協働しつつ多様な視点から解決策をまとめ、発信する能力を身につけることを目的とします。
実践科目(海外フィールド・リサーチ)
英語圏・アジア圏併せて8か国のいずれかに3週間滞在し、リサーチテーマに沿った実習プログラムに参加します。
2年次各自の将来の進路に合わせてコースを選択
コースの学び
2年次には3つのコースから自分の問題意識や将来の進路に応じて1つを選択。
国際関係・政治コース

国家間の課題を発見して良好なつながりを展望する
200カ国近くある世界の主権国家は、どのように国益を追求しながら国と国との協調を保っているのか。国際政治における国家間のダイナミクスを考えながら、こうした課題に取り組むための知識や分析力を身に付けます。
こんな人におすすめ
- 国家・地方公務員が担う、外交、安全保障、国際交流などの公務に関心がある人
- 国際公務員に必要な高度な専門性を修得するために大学院進学を志望する人
POINT
- 外交や安全保障など、国家間交流の基盤を学ぶ
- 国際法や国際機構をはじめとした国家間協調のしくみを学ぶ
主な専門教育科目
外交論
歴史を振り返り日本外交のありさまを考える
明治から大正期に至る近代日本外交の重要テーマを歴史的な観点で見渡します。その上で、日本外交の歴史的な変化の中で、外交政策の理論と実際を比較しつつ理解を深めます。
International Environmental Politics
環境政治学の基礎的な知識を修得する
さまざまな国の利害が交錯する中で、どのように地球環境問題を解決に導くことができるのかを学びます。その事例研究として、海洋プラスチック問題や生物多様性問題、地球温暖化問題などを取り上げながら国際環境政治の基礎となる国家間協調と対立を考察します。
国際関係・経済コース

グローバル経済を理解して日本経済の発展を考察する
日本は今、少子高齢化と世界の大きな変化に対応しながら、安定した成長への道を模索するという課題を抱えています。本コースでは、グローバル経済と国内産業構造のダイナミックな変化をトータルに捉え、日本経済の将来の発展を考察します。
こんな人におすすめ
- 外資系企業や海外展開する日本企業の海外事業部・営業部での活躍を目指す人
- 金融機関で外為業務、国際融資、M&Aなどの国際業務に携わりたい人
POINT
- 特定国や、国家間の経済的関わりから現代の国際経済への理解を深める
- 外国為替や国際融資、M&Aなど世界とつながるための日本経済を学ぶ
主な専門教育科目
国際ビジネス論
急速に進む企業活動のグローバル化を考える
日本企業が手掛ける開発途上国でのBOP(Base of Pyramid)ビジネス、日本食輸出ビジネス、サービス産業などの事例を取り上げながら理解します。
East Asian International Political Economy
東アジア地域の国際関係を分析する
第2次世界大戦後、急速な経済発展を遂げた東アジア地域の政治経済情勢について、朝鮮半島情勢の不安定化や国家間の領土を巡る紛争などの具体的な地域課題を取り上げながら、多角的に考察します。
国際関係・共生コース

国際社会の課題を分析して共生の観点で解決策を練る
加速するグローバル化に伴い、地球規模に拡大する国際社会の複雑な課題について、さまざまな視点で分析。共生の観点から課題の解決策を練るとともに、新たな可能性を探っていきます。
こんな人におすすめ
- 開発援助や国際協力事業、国際文化交流、人材育成、留学関連事業、移民・難民支援などに関心がある人。公的機関やNGO・NPO、民間企業を目指す人
POINT
- 地球温暖化や難民問題などの世界が連携し解決すべき課題を理解
- 世界が直面する課題を学び人類が共生できる方策を探る
主な専門教育科目
国際協力実務論
国際協力の実践的なアプローチを理解する
開発協力や人道的な支援に関する学術的な知識と、国際協力の現場において産業界や国際機関などが実践した最先端の事例を融合させ、国際協力の有用なアプローチを考察します。
International Communication Analysis
国際関係の現場で用いるコミュニケーション能力を養う
国際社会において立場の異なる人々をどのように結び、それぞれの目的を達成していくのかを考察。その過程を、会話分析をベースにコミュニケーションの観点から分析していきます。
地域研究科目
「コース科目」と相互補完的な位置づけとなる科目です。世界の各地域に焦点をあて、その地域の政治・経済・社会・歴史を多面的にとらえ、地域の多様性や地域間の関係性を学ぶことで、各コースの理論的な内容の科目をより深く理解することが可能となる科目が多くあります。
科目例
3年次専門テーマの研究を開始。
自身の体験を深める学びも
ゼミナール
3年次からは、関心のあるテーマについて深く掘り下げていく「研究演習」が始まります。担当教員から指導を受けながら、主体的に専門分野の学びを深めていきます。
ゼミナールテーマ
- 持続可能性をめぐるグローバル・ガバナンスの研究井口 正彦 准教授
- 国際ビジネスの複眼的アプローチ植原 行洋 教授
- 国際社会を生き抜くコミュニケーションとは:会話分析の観点から川島 理恵 教授
- 日本の安全保障政策河原地 英武 教授
- グローバル社会における民族・エスニック問題北澤 義之 教授
- 平和構築・紛争解決・人間の安全保障クロス 京子 教授
- 「対立」を分析し、「共存」の可能性を探る正躰 朝香 教授
- メディア・テクノロジーと社会千葉 悠志 准教授
- グローバル経済への国際関係論的アプローチ鈴井 清巳 教授
- Building Developmentストレフォード パトリック ウイリアム 教授
- 国際関係の中の東アジア:現状と課題須藤 瑞代 准教授
- 20世紀のアメリカ外交史と日米関係の歴史高原 秀介 教授
- 国内的・国際的正義:連帯と排除マコーマック ノア ヨシナガ 教授
- グローバル化と国際協働・共生-未来学からめざす課題解決-三田 貴 教授
- コンピュータを用いた国際関係分析入門山本 和也 教授
- グローバルな社会課題解決につながる貿易・投資の動向横山 史生 教授
- 東南アジア諸国の政治経済と地域研究吉川 敬介 准教授
- 国際法模擬裁判吉田 暁永 助教
4年次大学生活の集大成として
研究成果をまとめる
4年次では「研究演習」で、学びの集大成としての研究成果を論文やレポートなどにまとめます。国際関係学部で培った、高い専門性と知見を社会で生かすための総仕上げを行います。