澤口 貴一 さん

略歴

1996年 長野県立松本深志高等学校卒業
京都産業大学外国語学部言語学科ロシア語専修入学
2000年 株式会社オービックオフィスオートメーション 入社
オフィスをコーディネートする営業職として
2001年 株式会社チャータードジャパン入社
投資及び不動産のコンサルタント会社の社長補佐として
2002年 休眠会社 株式会社リードインターナショナルを買取り、代表取締役に就任
2003年 内装工事会社として株式会社エス・ビルドと称号変更
外部より役員を向え建設業許可を取得し、現在に至る。
(2008年12月現在)
在校生の皆様こんにちは。大学を卒業してもうすぐ10年になります。

私は25歳で独立し、現在はオフィスをメインとした内装工事会社、株式会社 エス・ビルドという会社を経営しております。
いろいろな方々の助けもあり、おかげ様で、独立して5年で年商5億円、社員14人の会社に成長しました。
詳しくはホームページを見てください。
略歴をみて頂いても分かるとおり、私の経歴にはロシアや海外に関係するものは何一つありません。又在籍中こんなことをして来た、経験を活かして誇れるものも特に見当たりません。

ただひとつ言えることがあるとすれば、京都産業大学(以下京産大)でなければ今の私は無かったということです。その理由は数え上げることが出来ないくらいあります。

たとえば資金面についていえば、独立して1年目に1000万程度の借金を背負いました。会社の清算も考えたことがあります。でもその借金は公的機関からりたものは1円も無く、京産大、在学中に知り合った仲間から700万円、某教授から100万円借り入れました。
普通に考えてありえないことじゃないですか?そういう心を持った仲間ができ、あきらめない精神を植え付け、そして独立したいという自由な発想を喚起させてくれた場所、それは京産大であり、在学中に生まれたものです。

私は、大学時代に何をすればいいのかとか、経済不況がささやかれる現代に おいて独立という道が正解だとは思いませんが、在校生のみなさんには是非沢山の友人・知人を作り、様々な経験をしてみてください。それは大学の内外に関わらず、アルバイト先でもいいし、他の大学の友人とでもいいと思います。

大学生活は、例外もあるでしょうが、働くことを経験でき、でも働くことを強制されず、就職活動においては様々な企業を見ることが出来ます。また、自由でゆとりのある時間がつくりやすい環境にあります。その中で、より多くのものを得ることは、自己という人間形成には非常に大事なことだと思います。

自分を見つめなおし、どういう人間になりたいのかを考えてみてください。
人間の財産は金銭ではなく、人こそが財産だとおもいます。
国も社会も会社も、大学もそして皆さん自身も人と関わり、そして人との関係において動いています。
だって感動も悲しみも喜びも、成功や失敗だって全て人と関わるから生まれるものですよね。
卒業する前に人という莫大な財産を蓄えてください。
皆さんがすばらしい大学生活を送られることを期待しております。
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