濱 千恵(ドイツ)

ドイツ留学体験記(ケルン)

ケルンのカーニバル

フランクフルト空港からケルン中央駅に到着しホーム降りた瞬間、天使の羽やミツバチハッチのような様々なコスチュームを着た人達、ビールを片手にホームで寝そべっている人、大声で歌を歌っているグループなどを目にして「一体これは何なんだ!」とびっくりしました。ケルンでは毎年2月ごろに5日間続く「カーニバル」というお祭りがあります。人々は思い思いのコスチュームを着て友達や家族と一緒にカーニバルを祝います。カーニバルの間、町中ではいたるところにカーニバルの愉快な音楽が流れてみんなはビールを飲みながら歌ったり踊ったりして楽しみます。カーニバル期間中はほとんどのお店が閉店で仕事は休みです。スーパーマーケットも閉まってしまうので食料など買いだめをしなければなりませんでした。

学生寮とルームメイト

私が住んでいた学生寮はケルン中央駅から路面電車で15分くらいのところにある閑静な住宅街の一角にありました。私の隣人はネパール、イタリア、ウクライナ、ペルーなど寮にはたくさんの留学生が住んでいました。キッチンと4つあるシャワー・トイレを8人で共有するためのきちんとしたルールを決めていなかったのでキッチンはすぐにカオスになりました。ルールを決めた後でもルールを守らない人がいてキッチンはあまりきれいではありませんでした。そのような問題もありましたが、誕生日パーティーをしたり、出身国の食べ物を出しあってみんなで一緒に食べたりしました。

学校の授業

大学や街に行くときは路面電車に乗るのですが、一番驚いたことは電車が出発時刻より先に出発することがよくある!ことでした。電車が遅れることはドイツでは当たり前だと思っていたのですが先に出発して乗り過ごしてしまうことは本当に予想外でした。

大学の語学学校での授業はテキストを使いながら進めていきました。クラスメートの国籍もまた様々でブルガリア、モンゴル、エジプト、ギリシャ、トルコなどたくさんの人と出会う事ができました。自国でタブーとされている事を発表することがありました。日本にいたら気づかない日本のことやまた他国でのタブーを知ることでその国のお国柄や考え方など新たに発見するとても良い機会でした。ケルン大学の歴史の授業風景は日本の大教室である講義のようでしたが異なる事が1つありました。それは多くの年配の方が授業に出席して、必ず一番前の席に座り!質問や意見をしていることでした。

終わりに

ドイツの留学生活でたくさんのことを経験し、また多くの人と出会えたことは本当に素晴しかったです。最後になりましたが、留学前と帰国後お世話になった島先生ありがとうございました。

外国語学部ドイツ語学科
濱 千恵

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