増田 彩那(ドイツ)

 私は3回生の春にドイツのケルンに1カ月留学しました。出発の数カ月前からケルン大学の先生やホストファミリーと直接メールをして連絡を取っていました。もちろん来るメールも送るメールもすべてドイツ語なのでメールをやり取りするだけでも一苦労でした。

 大学の授業ではスペインやアフリカ、オーストラリアなど様々な国の人々と一緒に授業を受けました。書くことよりも話すことを重視した授業内容で様々な国の人と話すことができました。授業は朝の9時から12時までの3時間だったので午後からはプログラムに組み込まれている市内観光やチョコレート工場やなどの見学に連れて行ってもらいました。土日や午後から何も予定がない時は自分たちでどこいくか決めてケルン以外の場所も観光しに行きました。授業ばかりではなく自由時間もたくさんあり、向こうで充実した時間を過ごせました。

 私は1ヶ月間ホストファミリーの家に泊めてもらいました。ドイツの生活の様子や家庭料理はどんなものなのかなど日本では知ることができない事をたくさん知ることができました。やはり単語を知っている数も少なく、自分の言いたいことを上手く伝えられないこともたくさんありました。しかしホストファミリーはジェスチャーなど使って一生懸命私が言いたいことを最後まで理解しようとしてくれました。だから私も向こうの言いたいことをわかるまで諦めず理解しようとしました。最初は話すことに躊躇っていたのですがこのようにホストファミリーが接してくれたので「せっかくドイツ人と話すチャンスがたくさんあるからどんどん話さないと。」と思い、毎日帰って来てから今日は何したかなど話したり、一緒にテレビを見たりして積極的にコミュニケ―ションをとりました。

 そのおかげで向こうでは気づきませんでしたが、日本に帰ってきてから語彙力が伸びたと感じました。やはりたった1カ月行っただけでも日々のドイツ語を吸収する量が日本にいる時とでは全く違うなと感じました。また授業で学んだことを活かせるチャンスもたくさんあり、1か月行ったことでドイツについてもっと知りたい、話せるようになりたいと意欲がわきました。たった一カ月でしたが得るものがたくさんあり、貴重な体験ができたことに感謝しています。ドイツにいたこの1カ月、毎日が刺激的でとても楽しかったです。

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