先灘 樹(ドイツ)

ミュンヘンのマリエン広場にある新市庁舎

ミュンヘンのマリエン広場にある新市庁舎

 私は7月30日〜8月27日の4週間、ミュンヘンの語学学校へ短期留学しました。今年の冬に、せっかくドイツ語を勉強しているのだからドイツに行かないのはもったいない、現地に行ってドイツ語を話してみたい!という思いが急に湧き、今回留学を決意しました。留学を決意したと時、妹に「ミュンヘンはすごくいいところみたいだよ!ミュンヘンに行きなよ!」と言われミュンヘンへ強い憧れをもつようになりました。そんな時、授業で名誉教授である松口先生のミュンヘン語学研修プログラムが紹介されたのです。参加希望者は私しかいなかったのですが、何かあった時は旅行会社や先生のサポートもあり、それなら大丈夫だということで私のミュンヘン行きが決定したのです。先生の強力なサポートもあり、留学の準備も順調に進みました。幸運にもホームステイ先が去年同じプログラムに参加した先輩と同じところということで、先輩からもいろいろアドバイスをいただきました。出発の日が近づくにつれて、海外へ一度も行ったことがないので不安感に襲われることもありましたが、大丈夫だと日々自分に言い聞かせていました。

 期待と少しの不安を胸に私は日本を発ち、何事もなく無事にミュンヘンに到着しました。そして私のミュンヘンでの生活が始まりました。学校は月曜日から金曜日の朝から昼まであり、土日はステイ先の家族と観光地に行ったりパーティーをしたりしました。初めの1週間は、家族や先生、クラスメイトが何を言っているかわからなかったし、何を話したらいいかわからず戸惑ってばかりで自分の語彙力のなさを痛感しました。他国のクラスメイトがべらべらドイツ語を話せるのが不思議で仕方ありませんでした。しかし家ではもちろん、授業中も休憩時間もドイツ語を話す努力をした結果、徐々に耳が慣れていき話せるようになり、それを実感できたときは本当に嬉しかったです。日本人は失敗を恐れる傾向があります。私も初めの頃はそうだったのですが、「失敗したっていいし、完璧じゃなくていいんだよ」とステイ先のお父さんに行ってもらえた時は本当に肩の荷が下りました。

 3週間語学学校へ通ったのち、私はウィーンとザルツブルクへ旅行しました。オーストリアもドイツ語圏なのでドイツで学んだことを活かせるいい機会でした。ホテルを予約するときもレストランやカフェに行った時も全てドイツ語で対応しました。ウィーンでもザルツブルクでもオプショナルツアーや自分の足でたくさん観光地をまわったのですが、どちらの街も本当に美しくてため息が出ました。今回1人でオーストリアを旅したことによって、1人で旅がすることの楽しさがわかり、また違う都市にも行きたいという願望が湧きました。

 語学研修を終えてみて1番思ったのは、言語は聞いて話してなんぼ!ということです。机上の勉強ばかりではコミュニケーション能力は得られないということをすごく実感しました。今になってもう少し積極的にドイツ語でコミュニケーションをとればよかったな、と少し後悔をしています。短期間でしたが、日本にいる時よりコミュニケーション能力は上がったと思いますし、ドイツ語を話すことに恐怖感がなくなりました。語学研修へ行く前より更にドイツやドイツ語を好きになれたと思います。またドイツへ行く日を夢見て、ドイツで学んだことを活かしこれからもドイツ語の勉強に邁進します。

語学学校のクラスメイト

語学学校のクラスメイト

ウィーンにあるシェーンブルン宮殿

ウィーンにあるシェーンブルン宮殿


ホームステイ先のお父さんとお母さんと

ホームステイ先のお父さんとお母さんと

ザルツブルクの旧市街の風景

ザルツブルクの旧市街の風景


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