松浦 良平(ドイツ)

 私は二回生の夏休みに3週間ドイツのライプツィヒへ語学研修に行きました。この留学に行くことを考えたのは、単純に一度ドイツへ行ってみたかったということと、それまで授業でやってきたドイツ語をドイツで実際に話してどれだけ通じるのかを試したいと思ったからです。結果的には当初思っていたよりも多くのことを得ることができました。

 まず授業はすべてドイツ語で行われます。だから最初の頃は先生の話をほとんど理解できず、質問されても上手く答えられなかったのですが、毎日授業を受けるに連れて先生の話の内容がだんだんと分かってきて自分の発言も増えていきました。最終的には、先生が私に対して「あなたはドイツ語を話す能力がある。」とほめてくれたのでとてもうれしかったです。

 授業は平日の午前中にあったのですが、土日と平日の午後からは自由に過ごしたり語学学校のイベントに行ったりして楽しんでいました。イベントは違う都市の観光やボーリングをしたり、演劇を観に行ったりしてどれも楽しかったです。特に、ベルリン、ドレスデン観光やアイゼナハの古城見学が印象に残っているので、ドイツへ留学する際は多くの都市を巡ることをお勧めします。また、授業の後に街を巡って買い物や食事をするのですが、ドイツ語を使わなければなりません。これも何回もやっていくうちにスムーズにできるようになり、注文したいものを注文できるようになったので、何度も挑戦することが大事だと思うようになりました。

 この留学では多くの人と出会うこともできました。語学学校の先生やチューターの方々やともに勉強した学生たち、ドイツへ行く途中の飛行機で隣になったトルコ人とも話しました。また、授業の一環で町の人にインタビューしたのですが、外国人の私のつたないドイツ語にもかかわらずインタビューした人ほぼ全員が無視せずにしっかりと答えてくれたので、それまで私が持っていたドイツ人は冷たいというステレオタイプが一気に取っ払われました。

 私は3週間だけでしたが毎日が非常に充実していました。すべてが新鮮で毎日新しい出会いや発見があり、一秒も無駄にできない生活を経験することができました。また、言葉が少しでも伝わるという喜びや幸せを味わうことが出来ました。そして、帰ってきてからも何に対してもモチベーションが上がったので本当に貴重で良い経験だったと思います。

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