西口 未央加(ドイツ)

留学種別:短期語学実習
留学先:ドイツ・ライプチヒ大学附属国際語学協会
留学時の年次:2年次
留学期間:2011年8月
出身高校:吹田東高等学校

 授業は当たり前ですがすべてドイツ語で行われ、私のクラスは「ここはドイツだから」と、授業中は英語を使うことも禁止されていました。相手の言うことを必死に聞き取ろうとする力が身についたと思います。そして日本人が苦手とする、自分の意見を理由付きで言う機会が毎日たくさんありました。しかもその理由についてとても深く聞かれます。聞き取ろうとする力とともに、自分の分かる範囲の単語を駆使して相手に伝えようとする力も身についたと思います。

 授業以外では、色々なアクティビティが企画されており、歓迎パーティーや博物館や教会に行ったり、バスで町をガイドさんとともに周遊したり、ボーリングや演劇を見に行く企画や、ベルリンやドレスデンに行って案内してもらったりと、毎日何かのイベントがあってとても充実していました。

 また、土日は授業がないので自分たちで町を散策したり、記念碑の塔やとても大きな動物園にいったり、郵便局に行って日本へ手紙を出してみたり、お祭りに行ったりと楽しかったです。

 学校以外でも、1か月間いろいろな場所に行ったり、スーパーで買い物をしたり、電車に乗ったりしているだけで道行く人やお店の人が話しかけてくれ、一期一会の出会いがたくさんありました。その際、大人は私たち外国人の話すドイツ語を必死に聞き取ろうとしてくれ、分かりやすいドイツ語で話してくれましたが、小さい子供たちはいつもの自分達の言葉で話すので、特に聞き取ろうという力がついた気がします。

 また、ドイツ人に限らず外国人は挨拶をとても大切にしています。先生や友達はもちろん、お店の人、電車の運転手、レジの人とお客さんなどの間でたくさん挨拶が飛び交っており、とても温かい気持ちになったので、日本でもたくさん挨拶をするようになりました。ドイツ語を学びに行きましたが、人間的な成長もすることができた有意義な1か月でした。

PAGE TOP