就職・キャリア
自分の常識やルールが通用しない、「世界の広さ」を感じてほしい
キャリア教育研究センター
竹中 好恵
2006年から京都産業大学に勤務。学生時代に留学して培った語学力と国際感覚を生かした業務を歴任。趣味は年3回行く海外旅行先から家族や友人にポストカードを送ること。
まだ見ぬ「自分」と出会って欲しい!
海外も含めたインターンシップのコーディネートを担当しています。国内外の受入れ企業の開拓や学生の受入・派遣の環境整備などを行っています。幼い頃から「英語圏で暮らしてみたい」という想いが強く、大学では休学して1年間ニュージーランドに留学しました。帰国後は、「やりたかったことをやり切った!」という達成感と海外生活での経験から自分に自信がつきました。私にとって海外へ出て行く最大の魅力は、日本との違いから不自由さを感じるなか、対峙するものに対応する過程で、普段は見えない自分の一面と出会えることです。「なかなかやるじゃん私!」とにやける時もあれば、「こんなもんか私。。。」といじける時もありますが、その度に、自分がワンステージ上がれた気持ちになります。みなさんにも、学生時代にまだ見ぬ「自分」とたくさん出会って欲しいと思います。その為に、必ずしも海外へ行く必要はなく、インターンシップやボランティアに参加する等、今自分がいる場所や友達から少し離れて何かをしてみることで、その出会いのチャンスは各段に広がります。本学にはその為のサポート体制が整っていますので、是非、活用してください!
「世界レベル=世界標準」を意識した大学生活を。
私は留学中、移民や難民の方と共に英語を学びました。世界中から住む国を選択しながら生活している移民の方と、二度と母国の土を踏むことがないかもしれない難民の方と過ごした1年間は世界の縮図を見ているようでした。その時出会った方々から感じたのは、海外には優秀な方がたくさんいて、特に途上国の学生は自国のために常に「世界レベル」を意識しながら必死で勉強しているということです。将来、グローバルに活躍したいと考える学生のみなさんには、彼らと同じ土俵で競えるよう、語学に加えて大学での専門分野、社会常識や世界の政治・経済に至るまで、幅広く学んで欲しいと思います。世界に出ればいろいろな生き方や考え方があり、自分が知るよりもっと多くの選択肢が人生には用意されていることに気がつくはずです。同時に、自分が生きている日本社会は、むしろ世界のなかである種、特殊であることも知るでしょう。国際都市京都という環境と一拠点総合大学である本学の立地を駆使して、キャンパス内外問わず、積極的に多様な国籍の方と接することで「世界標準」を意識した大学生活を過ごしてください。
※掲載内容は取材当時のものです。