教育・研究
授業や留学を通して自分で何かを発見するワクワク感を味わってほしい
外国語学部
英語学科 准教授
宮澤 直美
2012年から京都産業大学の教員に。大学では外国語や海外の文化に囲まれ、プライベートでは日本の歴史と自然に恵まれた京都のまちを散策。「タイムスリップしたような感覚」を楽しんでいる。
語学への興味を深められる勉強法を
アメリカの文学・文化をテーマに研究する、3・4年次生のゼミを受け持っています。主に取り上げるのは、19世紀のアメリカ作家、エドガー・アラン・ポーの作品。ポーは、世界で初めて探偵小説を書いた人物とされていて、その作品からは当時のアメリカ社会や文化といった背景も見えてきます。
外国語学部の学生は、英語や専攻語の運用能力を伸ばしたい、身に付けたいとの思いで入学してきた人がほとんど。そんな学生にとって、海外の文学や文化を学ぶことはあまり意味を持たないと思われるかもしれません。でも、そこには外国語ならではの表現の面白さ、音の組み合わせの妙など、ワクワクさせてくれる「何か」が隠れているんです。
例えば、ポーの「アッシャー家の崩壊」という短編小説に注目してみると、書き出しの一文の中に「D」の音が繰り返し出てくることに気が付きます。「D」の音には、暗いとか眠気を誘うといった特徴があるため、この一文を耳にすることで読者は何か得体の知れない不安を感じ、物語の世界にぐっと引き込まれていく効果があるんです。私はヒントは出しますが、そこに気づき、どうしてだろうと考えるのは学生自身。自分で発見することで、英語への興味を深めてほしいと考えています。
外国語学部の学生は、英語や専攻語の運用能力を伸ばしたい、身に付けたいとの思いで入学してきた人がほとんど。そんな学生にとって、海外の文学や文化を学ぶことはあまり意味を持たないと思われるかもしれません。でも、そこには外国語ならではの表現の面白さ、音の組み合わせの妙など、ワクワクさせてくれる「何か」が隠れているんです。
例えば、ポーの「アッシャー家の崩壊」という短編小説に注目してみると、書き出しの一文の中に「D」の音が繰り返し出てくることに気が付きます。「D」の音には、暗いとか眠気を誘うといった特徴があるため、この一文を耳にすることで読者は何か得体の知れない不安を感じ、物語の世界にぐっと引き込まれていく効果があるんです。私はヒントは出しますが、そこに気づき、どうしてだろうと考えるのは学生自身。自分で発見することで、英語への興味を深めてほしいと考えています。
メールのやりとりを通して留学中もサポート
英語学科の1・2年次には「インテンシブ英語」という、英語を集中的に学ぶ授業もあります。この授業で、私は一切日本語を使いません。学生には「宮澤先生」ではなく、「NAOMI(ネオミィ)」と呼んでもらいます。アメリカでは、先生や上司とも対等に話しますよね。呼び方一つにも、そこに付随してくる文化とか、ものの考え方とかが表れていることを感じられれば、英語を学ぶ楽しさも変わってくると思いますよ。
外国語学部ではすべての学科・専攻で留学を推奨していて、学部・学科独自のプログラムやサポートも充実しています。私も留学アドバイザーとして、個別相談を担当。短期留学の「英語海外実習」や長期留学の場合、定期的にメールで近況報告をするよう課題も出しています。これは、留学先で困ったことが起きたり、寂しくなったりした時に、ちょっとグチをこぼしたり、弱音を吐いたりできるようにと考えて。遠く離れていても、応援している気持ちを伝えていきたいですね。
学部として、学業や留学、就職、学生生活についての迷いや悩みなど、どんなことでも教員に相談できるオフィスアワーも設けています。研究室まで足を運んでくれてもかまいません。私に聞きたいこと、相談したいことがあれば気軽に声をかけてください。
外国語学部ではすべての学科・専攻で留学を推奨していて、学部・学科独自のプログラムやサポートも充実しています。私も留学アドバイザーとして、個別相談を担当。短期留学の「英語海外実習」や長期留学の場合、定期的にメールで近況報告をするよう課題も出しています。これは、留学先で困ったことが起きたり、寂しくなったりした時に、ちょっとグチをこぼしたり、弱音を吐いたりできるようにと考えて。遠く離れていても、応援している気持ちを伝えていきたいですね。
学部として、学業や留学、就職、学生生活についての迷いや悩みなど、どんなことでも教員に相談できるオフィスアワーも設けています。研究室まで足を運んでくれてもかまいません。私に聞きたいこと、相談したいことがあれば気軽に声をかけてください。
※掲載内容は取材当時のものです。