教育・研究

学生FDスタッフと一緒に、授業と大学をもっと良くしていきたい

学長室
教育支援研究開発センター

山内 尚子

2002年から京都産業大学に勤務。大学コンソーシアム京都へ出向したときに知識や経験不足を実感し、仕事の傍ら大学院に進学。休日はヨガでリフレッシュ。

学生の視点を取り入れながら教育を改善する

教育支援研究開発担当になって、今年で5年目。教員が新しい授業手法を取り入れたり、そのために職員がどのように関わっていくかについて方策を練り、研修会を開いたりしています。従来の研修は教職員が中心でしたが、最近は学生にも参画してもらうようになりました。
4年前に立ち上がった学生FDスタッフのサポートもしています。FDは ”faculty development” の略で、「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組」という意味。学生FDスタッフは、学生の視点を取り入れながら教育改善を行っていくために組織されました。活動の主体となっているのは学生で、私たちスタッフは彼らの企画を具現化させるための支援を行っています。
学生が出した企画のなかでも、教職員と学生が130人集まって、授業や大学を良くしていくためにはどうすればいいか、同じテーブルについて話し合うというイベントは継続して行われています。また、昨年は学生FDスタッフの全国サミットを京都産業大学が主催し、61大学480人の学生と教職員が本学に集結し、2日間熱い議論を交わしました。
学生FDスタッフになる動機は人それぞれ。「大学が大好きだからもっと良くしたい!」という学生さんもいれば、「この授業をなんとかしたい」という不満を抱いて入ってくる学生さんもいます。色々なタイプの人がいてくれると面白いので、「何かしてみたい」という学生さんは学年を問わずぜひ参加してくださいね。

大切なのは、学生の主体性を尊重すること

これまでに6つの部署を経験してきましたが、どの部署でも、学生さんが成長して行く様子や卒業後の活躍ぶりを見られるのが嬉しかったです。今は学生さんと一緒にイベントを作り上げているので、変わっていく様子を間近で見られるのですが、イベントの開催前と開催後では表情がまったく違うんですよ。
学生FDスタッフの支援以外に、チアリーダー部の相談役としても学生さんと直接やりとりをしています。ここ数年で部員が激減してしまっていたので、その立て直しに協力しています。具体的に私がしていたのは、コーチの招聘や大学との折衝などですね。一時は4人にまで落ち込んでいましたが、今は17人にまで増えて、男子学生も入部してくれました。安定して部員が入部してくるまでは、私たち職員のサポートも必要だと思っています。
学生FDスタッフの支援にしても、チアリーダー部の相談役にしても、大切なのは学生さんの主体性を尊重すること。職員はあくまでも支援するという立場で、必要な時には手を差し伸べたり、一緒に考えたりしています。学生さんから良いアイデアがあれば、職員側にも積極的に取り入れていきたいですね。
在学生へのメッセージ!

「4年間で学費の元を取った!」と実感して、卒業してほしいです。大学にはさまざまな施設やプログラムがあり、一歩踏み出せばできることはたくさんあります。アルバイトに力を注ぐ学生さんもいますが、せっかくの環境を使わないのはもったいないですよ。私は今になって「何でもっと色んなことに挑戦しなかったんだろう?」と思うことがよくあります。
京都産業大学には約13000人の学生さんがいます。やりたいことに向けて動き出せば、共感して応援してくれる人が必ず見つかるはずです。

会いたい!」と思った人はここへ

京都産業大学の授業・教育・カリキュラムの質向上のための活動を行っています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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