釜山国際広告祭の学生部門でクリスタル賞を受賞!
ゼミ・研究
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経営学部 3年次生
松岡 えりかさん -
経営学部 3年次生
武部 夏帆さん -
経営学部 3年次生
髙取 沙季さん
地道に調べ、徹底的に考えぬく。それが輝くアイデアに。
8月末に釜山国際広告祭の学生部門に参加しました。これは、世界中から集まった全38チームが、現地で出された課題(今回は「通信技術を使い、若者のスマホ中毒を解決すること」)に対して30時間で広告企画を提案する大会です。あらかじめ、全チームに対して「運動不足はスマホ中毒の一因」など、提案のヒントとなる資料が配られました。しかし、私たちは課題をより深く考えるため、スマホ中毒やターゲットとなる若者についてさらに調べました。すると「運動不足やコミュニケーション不足の若者は、スマホ中毒になりやすい傾向があり、孤独を感じたりイジメられたりすることもある」ということが分かったのです。今回の課題に応えるには「通信技術を使って、運動不足やコミュニケーション不足を解消する」ことが不可欠。そう考え、人の交流を深める通信技術の活用法を3人で考えました。出てきたアイデアに対し、何度も「なぜそう考えたか」と指摘し合い、課題から解決策にいたる道筋を論理的に組み立てていきました。
ゼミでの学びは、世界にだって通用する。

私たちがたどり着いたのは「世界中の人たちを映像中継でつなげ、みんなで韓国の民族衣装を着て一緒に踊る」という、言語を超えてコミュニケーションを活性化する提案です。この時、タイムリミットまではあと6時間。英訳作業や企画書の作成などに取り組むうちに、あっという間に制限時間が終わりました。ところが、企画書の提出後に翻訳ミスが発覚。ショックで落ち込んだまま表彰式に参加すると、予想外にもクリスタル賞を受賞することができました。この時は実感がありませんでしたが、ゼミを担当いただいている伊吹先生が本当に喜んでくれたことがとても嬉しく、私たちもやっと受賞の達成感を感じることができました。今回の提案を振り返ると、評価されたポイントは、スマホを規制するのではなく「肌の色や文化の違いを越え、世界中の人たちが一体になる」という楽しくインパクトのある解決法や、論理的に説明できていた点だったと思います。普段のゼミと同じように考え導き出したアイデアが、世界で評価された。この自信を胸に、来年も挑戦してさらに上を目指したいです。
※掲載内容は取材当時のものです。