湯原温泉のビジネスプランコンテストで優勝
ゼミ・研究
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経営学部 2年次
大槻 翼さん -
経営学部 2年次
真銅 妙歌さん -
経営学部 2年次
中村 公彦さん
外国人観光客を7千人から3万5千人へ。
課題の解決に向け、何度もプランを練り直す。
私たち福冨ゼミの6人はビジネスプランコンテストに参加し、「岡山県湯原温泉を訪れる外国人観光客を5倍にする方法」の提案に取り組みました。ゼミに入ったばかりの私たちにとって、何もかもが初めての経験。最初は4年次生にサポートしてもらいながら準備を進めました。湯原温泉からは外国人とのコミュニケーションやPRの方法などが課題として挙げられていましたが、提案の方向性を決めるため、私たちはまず外国人観光客目線での課題を探りました。岡山県や全国の調査を分析してみると、外国人観光客もコミュニケーションに困っていること、全国的にツアーを利用する外国人が増えている一方で岡山県では外国人向けのツアーが少ないことなどが明らかとなりました。そこで、私たちはコミュニケーションの改善と湯原温泉を含めた岡山県内のツアーを新たに作るプランを考えました。しかし、完成したプランを福冨先生に見ていただくと、ダメ出しの連続。「湯原温泉だからできること」「実現可能であること」にこだわるようアドバイスをいただき、何度もプランを考え直しました。
「湯原温泉ならでは」のユニークなプランを。 細部まで実現可能性を追求したことが評価され、優勝を獲得!

夏休み中も毎日のように大学に通い、6人で協力しながらプランを練り直しました。そうして発表直前にようやくまとまったのが「外国人留学生を湯原温泉の観光大使に起用する」プラン。これは留学生にツアーの企画からガイドまでを担当してもらう案で、外国人目線で湯原温泉や岡山県の魅力をPRしてもらいます。これは言葉の問題をクリアできるだけでなく、口コミ効果も期待できます。実現には留学生への事前レクチャーが不可欠ですが、湯原温泉なら各旅館の規模が小さくきめ細かな指導が可能です。留学生にとっては日本の“おもてなし”を学べるなどのメリットもあるため、人材も比較的集まりやすいと思います。私たちはそこからさらに踏み込み、「損益計算」など収益面の現実性も検討したうえでプランを発表。実現や継続の可能性を示したことが評価され、コンテストでは優勝を獲得することができました。今後は湯原温泉の方々に改めて発表し、それから採用されるかが決まります。もし実現することになったら、湯原温泉の方々と協力し私たちが予測したプランの効果を実証したいです。
※掲載内容は取材当時のものです。