第21回全国学生カート選手権で優勝!
スポーツ
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法学部 3年次生
奥村 一修さん
課題だったセッティングを仕上げ、今年最後のレースに臨む。
元バイクレーサーの父の影響を受け、中学3年生の時にレンタルカートに乗り始めました。レンタルカートはマシン性能がみんな同じため、テクニック次第で順位が決まります。当時、レースに勝ちたくて必死に走り込んだ経験が、高校2年生から続けているレーシングカートの下地になっています。レーシングカートの場合は、自分でエンジンやシャシー、タイヤなどを購入し、セッティングを行います。テクニックももちろん大事なのですが、それと同じくらいマシンセッティングが重要。私にとっての課題は、ノウハウが必要になるセッティングでした。何度調整を繰り返しても、なかなか思い描くラインで走れない…。テクニックでは勝っていたと感じても、性能の差で思うような結果を残せないことが何度もあり、悔しい思いをしてきました。それだけに、マシンと自分の呼吸が合い、調子が上がってきていた「第21回学生カート選手権」の時は、自信を持って臨むことができました。
先輩や両親の期待を勝利の意志に変え、掴んだ栄光。
当日は、自動車部OBの先輩たちがわざわざ新潟の会場に駆けつけてくれ、レース前に声をかけてくださいました。あとになって振り返ると、この時に感じたプレッシャーが、逆に「何としても優勝しなくては」という強い決意を抱かせてくれたと思います。レース序盤はトップに差を付けられましたが、焦ることなく、1周1周、着実に差を詰めていきました。そしてトップに追いついてからは、ゴールまでのレース展開を予想。狙ったタイミングで相手をかわし、そのままゴールまで走りました。ついに掴むことができた、念願の日本一。ずっと支えてくれた両親、遠方まで駆けつけてくれた先輩たちの期待に、最高の結果で応えることができました。応援に来てくれた方々に喜んでもらうことができ、少しでも恩返しできたことがとても嬉しかったです。
※掲載内容は取材当時のものです。