【経営学部】学生が創るCMプロジェクト!「サステナブルな京都観光」を考える ~完成披露発表会 第2部:トークセッション・授賞式~

2024.02.05

京都産業大学経営学部では、学生が企画から制作まで全てを行う「CM制作プロジェクト」を実施しています。2023年度は「サステナブルな京都観光」をテーマにCM制作を行いました。学生が約2カ月をかけて創り上げたCMの完成披露発表会の様子を、第1部(CM披露&ゲスト審査員による講評の様子)と第2部(トークセッション&授賞式の様子)に分けてレポートします。
第2部では、特別審査員として登壇したチュートリアル福田 充徳氏とのトークセッションと授賞式の様子を紹介します!

(学生ライター 文化学部3年次 佐々木 大輔)

第1部では、CM披露とゲスト審査員による講評が行われました。そして第2部では、特別審査員のチュートリアル福田氏と本学教員によるトークセッション、授賞式、メイキング映像の上映が行われました。

~特別審査員 チュートリアル福田氏とのトークセッション~

福田氏と伊吹准教授によるトークセッションの様子①
福田氏と伊吹准教授によるトークセッションの様子②

各チームのCMが披露された後、特別ゲスト審査員であるチュートリアル福田氏と経営学部 伊吹 勇亮准教授によるトークセッションが行われました。トークセッションでは、福田氏が自身の出演するテレビ番組の制作を例に挙げて「それぞれが与えられた役割を理解して行動することができれば、結果として良いものが出来上がる」と話され、「チームとして一つのものを作り上げる際に大事なこと」について、学生に対してメッセージを述べられました。その他にも、お笑い芸人として活躍される福田氏ならではの裏話や出来事が紹介され、会場は笑いに包まれていました。

トークセッションが終わるといよいよ授賞式です。
授賞式では、「最優秀監督・脚本賞」、「最優秀撮影・編集賞」、「最優秀 男優・女優賞」、「最優秀作品賞」の4つの賞が授与されました。

最優秀監督・脚本賞

チーム:いちゃりばちょーでー(伊吹ゼミ)

賞状を手に記念写真を撮るチームいちゃりばちょーでー

審査員の黒坂学長からは、「美山町の田園風景と忍者の衣装がとてもよくマッチしていて、大変美しい映像だった。全体を通して、経営学部の底力を見せてもらえたと感じる」と講評がありました。

最優秀男優・女優賞

チーム:おまっちゃ(涌田ゼミ・赤岡ゼミ)

日常を感じさせる映像と演技が評価されたチームおまっちゃ

審査員のチュートリアル福田氏からは、「コインランドリーやゲームセンターといった、京都の日常の風景を観光につなげるという斬新なテーマであった」と講評があり、見る人が日常を感じられる映像や演技が高く評価されました。

最優秀撮影・編集賞

チーム:牧場ミルク(伊吹ゼミ)

完成度の高い撮影・編集技術が評価されたチーム牧場ミルク

審査員のシャンソン氏からは「撮影技法や編集を含め非常に素晴らしく、時間をかけて作ったというのが伝わってくる。プロが作ったCMにも見える」と講評があり、映像美や加工技術、内容などを含めて映像としての完成度が高く評価されました。

最優秀作品賞

チーム:悪即斬(経営学部学生広報スタッフ)

審査員の村上氏は、「見ている人への伝わりやすさという点で一番だった」と講評。具体的には「分散」というテーマを分かりやすく伝えた上で、「季節の分散」、「時間の分散」、「場所の分散」に加えて、観光資材であるシェアサイクルに関する要素も映像に盛り込み、映像全体を通してバランスがよかったと高く評価されました。

監督を務めた堀田 将志さん(経営学部・3年次)は「最優秀作品賞という素晴らしい賞がとれたのは、チームメンバー全員の力です」と、喜びを仲間と共に分かち合っていました。

最優秀作品賞を受け取るチーム悪即斬のメンバー
笑顔で記念撮影を行った

授賞式の後、選考委員であり本プロジェクトのアドバイザーでもある映像ディレクターのシャンソン氏から全体に対する講評が行われました。シャンソン氏は、作品一つ一つの素晴らしい点を評価された後、「これから次のステップとして、制作したCMをどのように発信していくのかを考えてほしい」と学生に対してメッセージを述べられました。

最後に、CMを制作する過程で撮影されたメイキング動画が放映されました。動画内では、CMを制作する中で、チーム一丸となって困難に立ち向かおうとする学生の熱意が伝わってきました。

プロジェクトに参加した学生とゲスト審査員、教職員の記念写真

今回のCMプロジェクトは、オーバーツーリズムをはじめとした観光問題に対し、学生目線で解決策を見いだすということで、社会的意義が大きな取り組みだったと思います。CM制作は、全て学生がテーマを決めて撮影し、編集を行うところまで行いました。その過程では楽しいことばかりではなく、困難に直面し、時には葛藤もあったと思います。完成披露発表会でCMを披露する姿から、チームとして助け合いながら一つのものを完成させた達成感をひしひしと感じました。

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