【経営学部】学生が創るCMプロジェクト!「サステナブルな京都観光」を考える ~完成披露発表会 第1部:CM披露&講評~

2024.02.05

京都産業大学経営学部では、学生が企画から制作まで全てを行う「CM制作プロジェクト」を実施しています。2023年度は「サステナブルな京都観光」をテーマにCM制作を行っています。完成披露発表会にはゲスト審査員として、黒坂 光学長、本プロジェクトで学生の指導にあたられた映像ディレクターのシャンソン氏の他に、元京都市副市長で現在は公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー専務理事の村上 圭子氏、そして、お笑い芸人として活躍され、京都府文化観光大使でもあるチュートリアルの福田 充徳氏を招き、CM披露と講評の後に、盛大な授賞式が行われました。
学生が約2カ月をかけて創り上げたCMの完成披露発表会の様子を、第1部(CM披露&ゲスト審査員による講評の様子)と、第2部(トークセッション&授賞式の様子)に分けてレポートします!

(学生ライター 文化学部3年次 佐々木 大輔)

ゲスト審査員の紹介①
ゲスト審査員の紹介②

はじめに、課題提供先である公益財団法人京都文化交流コンベンションビューローの専務理事の村上氏からあいさつがありました。「今回のテーマ(サステナブルな京都観光)は京都にとっても、世界にとっても、観光業界全体にとってもすごく大事なテーマです。来訪者はもちろん、地元住民にも配慮のあるより良い観光案内を期待したいと思います。」と述べ、今回のCMプロジェクトが、学生が企画して制作するというだけではなく、観光の諸問題に対する解決策を見いだす社会的意義としても大きなものであることが語られました。

いいよいよ全9チームが制作したCMが披露されます!
「サステナブルな観光」をテーマに、どのようなCMを制作したのでしょうか?

牧場ミルクのCM 夜がテーマに用いられている
  • チーム:「牧場ミルク」(伊吹ゼミ)

チーム「牧場ミルク」の作品は「夜の京都」がテーマです。人気観光地に観光客が集中することで発生する観光混雑という問題に対し、「夜の京都」を活用することによって、京都の魅力を最大限に堪能してほしいという願いから制作されました。人気観光地における「昼と夜の対比」が用いられ、夜の京都の魅力がとてもよく伝わってきました。

すかぁふの作品 デザインや効果に工夫があった
  • チーム:「すかぁふ」(岡部ゼミ)

チーム「すかぁふ」の作品は、魅力のわりに知名度が足りない京都市右京区・京北地域を盛り上げたいという思いから制作されました。外国人の方に興味を持っていただけるようにマンガ風のデザインが用いられており、歩く動きに合わせて効果音が流れるなど、さまざまな工夫が盛り込まれていました。

海外の方にも楽しんでもらう工夫を行った
  • チーム:「京都宣伝組」(北原ゼミ)

チーム「京都宣伝組」の作品は「御利益ツアー」をテーマに、京都にあるさまざまな神社を巡りながら、御利益を集めていくという内容のCMでした。セリフを用いずオーバーリアクションで表現する「サイレントコメディー」という手法が用いられており、海外の人にも興味を抱いてもらえるようにと工夫されていました。

京都の「日常」を伝える作品
  • チーム:「おまっちゃ」(涌田ゼミ・赤岡ゼミ)

チーム「おまっちゃ」の作品は、チームメンバーの「海外では、その場所における日常さえも特別なものに感じる」という経験から、「日常」をコンセプトにしたCMでした。ゲームセンターやコインランドリーなどが登場し、京都の「日常」の魅力がよく伝わってきました。

  • チーム:「国士無双十三面待ち」(舟津ゼミ)

チーム「国士無双十三面待ち」の作品は、「観光客のリアルな姿を映す」がテーマです。京都の観光に対し、外国の方がどのように感じているのか、生の声をインタビュー形式で取材し、映像化していました。

  • チーム:「ニッターズ」(新田ゼミ)

チーム「ニッターズ」の作品は、「王道でなくても楽しめる京都の穴場スポット」がテーマ。CM内で登場する嵐山と蹴上地域は、京都市営地下鉄東西線の沿線でアクセスしやすい地域となっており、オーバーツーリズムの解消というテーマも盛り込まれた内容となっていました。

「自然」の魅力を伝える作品 見せ方にも工夫
  • チーム:「いちゃりばちょーでー」(伊吹ゼミ)

チーム「いちゃりばちょーでー」の作品は、「もう一つの京都を知ってもらう」をテーマに制作されました。京都府南丹市美山町を舞台に、もう一つの京都として「自然」の魅力が前面に押し出されていました。外国の方から関心の高い忍者のコスプレをするなど、見せ方に工夫がありました。

「分散」をテーマに京都の観光をPR
  • チーム:「悪即斬」(経営学部学生広報スタッフ)

チーム「悪即斬」の作品は「分散」がテーマです。場所の分散に加え、観光シーズンをずらす季節の分散を提案として盛り込み、ステレオタイプにとらわれない京都の魅力が引き出されていました。さまざまな撮影技法やナレーションの工夫があり、非常に完成度の高い作品となっていました。

朝の京都をテーマにニュース番組風のCMを制作
  • チーム:「あつあつおでん」(経営学部学生広報スタッフ)

チーム「あつあつおでん」は、韓国の国営放送であるKBSのニュース番組をモチーフに、ニュース形式での作品を制作しました。「朝の京都」をテーマに、清水寺でインタビューを行い、朝の京都の魅力が最大限引き出されていました。

こうして全9作品のCMが披露されました。それぞれの作品に、制作者のメッセージが込められており、多種多様な表現でCMが制作されていました。

作品の講評をする福田氏

第2部では、ゲストトークセッションと授賞式・閉会式の様子についてレポートします!

第2部の様子は【第2部:トークセッション&授賞式の様子】でご確認ください!

PAGE TOP