私立大学で唯一! 科学技術振興機構 社会技術研究開発センターの新規研究開発プロジェクトに採択

この度、科学技術振興機構 社会技術研究開発センターが公募した戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域に、本学 社会安全・警察学研究所が申請した研究プロジェクトが採択を受けました。

この研究事業は社会の具体的な問題の解決を通して、社会的・公共的価値の創出を目指すもので、今回の公募では全国の大学、国立研究開発法人や企業などから47件の応募があり、研究開発プロジェクトとしては5件の採択でした。

今回、本学 社会安全・警察学研究所が採択を受けた研究テーマは「親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進」です。

 

昨今、家庭や学校の事件や事故には、警察を含めた複数の機関の連携が必要であるとされています。しかし、児童相談所や学校にとっては、警察が刑事事件として介入する場合の判断基準や、そのプロセスが分からないため、警察への情報提供に躊躇しがちとの声があります。また、逆に情報提供をしても期待していた対応が得られない場合もあり、機関同士の連携が難しい状況があります。

今回採択を受けたプロジェクトは、家庭や学校の事件・事故に対して警察がどのような場合に、どのような要素を考慮して刑事事件として介入するのかを解明することをテーマにしています。さらに、警察の介入が具体的にどのような内容なのか、また、それが意図することが何なのかが分かるようなツールを開発し、警察を含めた他機関の連携が円滑に進むことを目指しています。

このプロジェクトは警察、児童相談所、学校等の多くの機関にわたる連携がより適切に行われるための調査研究であり、当研究所の関係機関との密接な関係により進めていくプロジェクトであり、近い将来、日本社会に成果を還元できるよう取り組みます。

採択プロジェクト 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)
「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域 平成27年度における新規プロジェクト
プロジェクト名 親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進
本学研究者 田村 正博(社会安全・警察学研究所 所長、法学部 教授) ※研究代表者
増井 敦(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 准教授)
浦中 千佳央(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 准教授)
新 恵里(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 准教授)
須賀 博志(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 教授)
岡本 昌子(社会安全・警察学研究所 所員、法務研究科 教授)
成田 秀樹(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 教授)
中村 邦義(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 准教授)
久保 秀雄 (社会安全・警察学研究所 所員、法学部 准教授)
山口 亮子(社会安全・警察学研究所 所員、法学部 教授)
荻野 晃大(コンピュータ理工学部 准教授)
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