
研究テーマ
近代日本の憲法史・神社法史・宗教法史・警察制度史
高校生に向けた研究内容の紹介
憲法史の分野では、明治憲法の主に制定過程について、原史料に基づいた再構成をめざしています。神社法史・宗教法史の分野では、国家神道と呼ばれるような実態が本当にあったのか、実証的な法制度と運用実態を検討しています。警察制度史の分野では、川路利良などが欧州諸国からどのような点を学び、日本で新たな警察制度を構築していったのかを明らかにしようと研究をしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
憲法
憲法に関わる内容であれば、ゼミの学生の希望に応じて広く取り上げています。最近は、統治機構論、基本的人権論、日本憲法史の3 つの分野を年度替わりに扱っています。具体的には、法科大学院入試の過去問題練習、論文集や演習書の講読や書評、判例の評釈・憲法史の史料の講読などを行っています。
ゼミ/卒業研究の紹介
私のゼミでは、日本近代法史と憲法に関係していれば、はばひろく取りあげてもらって構いません。ゼミの主役は学生諸君で、教員は学生の勉学や社会経験の手助けをするだけである、という考え方で運営しています。したがって、勉強する内容はもちろんのこと、勉強のすすめ方も、課外のレクレーションも、受講生の要望をできるだけ聞き、受講生じしんで決めてもらうようにしています。試行錯誤や失敗から学習する機会を提供するのがねらいです。
プロフィール
出身地は宮崎県延岡市。大学入学時から30年ほど京都に住みましたが、コロナ禍のリモート授業を機に大津市に移り住みました。自宅で授業準備や研究をする合間に、狭い庭でハーブや果樹、野菜などを育てています。
高校生へのメッセージ
大学では、何かに一所懸命になってください。勉強でも、スポーツでも、ボランティアでも、サークルでも、バイトをして海外旅行でも、違法でなければ何でも構いません(卒業できる程度には勉強もしてください)。一所懸命に取り組んだことに成果があればもちろんですが、失敗したり挫折したりしても、10年もたてば思い出になって、人生の糧に変わっていくことでしょう。