教員紹介田村 正博
出身校
京都大学法学部(昭和52年卒)
自己紹介
警察(警察庁、警察大学校、警視庁、京都府警察及び秋田・徳島・福岡の各県警察)と関係機関に合計36年勤務し、平成25年1月に警察大学校長を最後に退官しました。現在、本学教授のほか、弁護士をしています。
福岡県警察と秋田県警察では警察本部長職を務めました。県警察の最高責任者として、多くの警察官、職員の方たちと、県内の治安の維持、県民の安全の確保に当たったことは、何ものにも代えがたい経験です。また、警察庁では、組織的な犯罪被害者支援施策の開始をはじめ、警察の制度や組織に関する仕事を主に担当しました。
出身は全国で一番人口の少ない鳥取県で、米子市という人口10万人余りの地方都市で育ちました。大人になってからの大半は東京で暮らしていますが、大学時代を京都という学生に一番合った街で過ごすことができたのは、私にとってとても幸せなことでした。
趣味は、テレビでスポーツを見ることです。特にラグビーが好きで、本学出身の田中史朗選手の活躍を応援しています。
私は、昭和63年に、全国の都道府県警察学校が用いている「警察法」の教科書を執筆しました。その後も警察行政法に関する著作を多く発表しています。警察での教育や昇任試験では、私の書いたものが基本になっています。今でも、警察大学校の常任講師として、警部昇任試験合格者、新任警察署長予定者、警察学校教官予定者など毎年約2千人の幹部警察官に講義をしています。警部以上の階級にある警察官は全国で約3万人ですが、そのうちの半分以上は、私の講義を聞いているはずです。
平成25年4月に本学教授になり、26年4月に本学の社会安全・警察学研究所長にもなりました。警察に関する研究を行い、その成果を、学生の皆さんに向けて講義し、社会に向けて発信し、警察組織にも伝えていくことが、私の使命だと思っています。
福岡県警察と秋田県警察では警察本部長職を務めました。県警察の最高責任者として、多くの警察官、職員の方たちと、県内の治安の維持、県民の安全の確保に当たったことは、何ものにも代えがたい経験です。また、警察庁では、組織的な犯罪被害者支援施策の開始をはじめ、警察の制度や組織に関する仕事を主に担当しました。
出身は全国で一番人口の少ない鳥取県で、米子市という人口10万人余りの地方都市で育ちました。大人になってからの大半は東京で暮らしていますが、大学時代を京都という学生に一番合った街で過ごすことができたのは、私にとってとても幸せなことでした。
趣味は、テレビでスポーツを見ることです。特にラグビーが好きで、本学出身の田中史朗選手の活躍を応援しています。
私は、昭和63年に、全国の都道府県警察学校が用いている「警察法」の教科書を執筆しました。その後も警察行政法に関する著作を多く発表しています。警察での教育や昇任試験では、私の書いたものが基本になっています。今でも、警察大学校の常任講師として、警部昇任試験合格者、新任警察署長予定者、警察学校教官予定者など毎年約2千人の幹部警察官に講義をしています。警部以上の階級にある警察官は全国で約3万人ですが、そのうちの半分以上は、私の講義を聞いているはずです。
平成25年4月に本学教授になり、26年4月に本学の社会安全・警察学研究所長にもなりました。警察に関する研究を行い、その成果を、学生の皆さんに向けて講義し、社会に向けて発信し、警察組織にも伝えていくことが、私の使命だと思っています。
私の講義
社会安全政策と警察行政法について講義をしています。社会安全政策は、犯罪から個人と社会を守る政策の在り方を、市民の視点で考えるものです。警察行政法は、警察行政を規律する法について学ぶものですが、警察の側だけでなく、市民の側からより良い警察の在り方、警察の統制の在り方を考察できるようになることを目指しています。警察官をはじめとする社会の安全に携わる職に就く場合はもとより、一人の市民、生活者としても有益なものになると思います。
このほか、自由演習という形で、学生の皆さんが社会の安全に関する法律の立法過程などを分析するという科目も担当しています。課題を見いだし、資料を調べ、まとめることは、簡単ではありませんが、学生の皆さんの力になることを見ていて実感しています。
このほか、自由演習という形で、学生の皆さんが社会の安全に関する法律の立法過程などを分析するという科目も担当しています。課題を見いだし、資料を調べ、まとめることは、簡単ではありませんが、学生の皆さんの力になることを見ていて実感しています。
私の研究
社会安全の担い手である警察について研究をしています。主なテーマは、警察における情報の取得と保管です。安全の確保のために情報を収集して利用することは不可欠ですが、法律の規定がない中でどこまで可能か、またどのように統制するかが、大変重要な問題です。そのほか、児童虐待への警察の介入をはじめとする今日的な問題について、幅広く研究し、社会に向けて発信するよう努めています。
京都産業大学の好きなところ
様々な人々が同じキャンパスにいることです。文科系の学生だけでなく、運動部の学生も、生命科学系の研究者の方も、ノーベル賞を受賞された大先生も、同じキャンパスを行きかっているところがとても素晴らしいと思います。私を含めて色々な経験のある教員もいます。色々な人がいてこそ、出会いがあり、進歩があるのだと思います。
京都産業大学を志望する方へ
私は、社会安全政策(Ⅰ、Ⅱ及び立法過程演習)と警察行政法を教えています。他の先生の担当科目に、刑法・刑事訴訟法、警察学・警察政策や被害者学・被害者政策などがあります。社会の安全に関して、これだけ多くの科目が設けられ、幅広く学ぶことができるのは、他の大学にない本学の特徴です。警察官希望の方はもとより、社会の安全に関心を持つ方々にとって、有意義なものだと思います。
何事についても「本気」であることが、大学で学ぶ上でも、卒業後に社会で活躍する上でも重要ですし、教える側にとっても必要です。皆さんと本学で本気で向き合えることを楽しみにしています。
何事についても「本気」であることが、大学で学ぶ上でも、卒業後に社会で活躍する上でも重要ですし、教える側にとっても必要です。皆さんと本学で本気で向き合えることを楽しみにしています。