学生目線でつくる国際交流。 留学生とのコラボレーションが グローバルキャンパスをうみだす。
留学・グローバル
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外国語学部 国際関係学科 4年次生
オリバレス ラファエラ ヨシイさん
【むすぶ人】オリバレス ラファエラ ヨシイさん(外国語学部 国際関係学科 4年次生)
今回、サギタリウスチャレンジに挑戦しようと思ったきっかけは?
オリバレスさん:大学に入学したときから、留学生と一緒に受ける授業を受講したり、留学生のお世話をするバディを務めたりと、私自身は留学生と交流する機会は多かったんです。さらに2年次に海外留学を経験し、現地のチューターの方に大変お世話になりました。しかし日本に帰ってきて留学生たちと話をしていると、その多くが日本人学生と交流する機会が少なくて残念に感じていると知りました。交流の場は大学側もたくさん用意してくださっているのですが、留学生も日本人学生もなかなかそのことを知る機会がなかったようなんですね。そこで、さらに留学生と在学生の交流の機会を増やしたいと思い、今回の企画に挑戦しようと思い立ちました。
※サギタリウスチャレンジとは、学生の自主企画に対して大学が奨励金を授与し、プランの実現を支援する本学独自の取り組みです。


実際にはどんな活動をしているのですか?
また、これをきっかけに身近にいる日本人学生にも気軽に質問したり頼ったりできるような環境を整えていきたいと思っています。
活動の中で交流が増えたという手ごたえはありますか?
活動の中で苦労したことはなんですか?

オリバレスさん:サギタリウスチャレンジの審査段階からとても苦労しました。当初は企画内容を詰めきれておらず、面接時の質疑応答上手く回答できず時間がかかったりした時は先生方が親身に相談に乗ってくださいました。京都産業大学には背中を押してくれる先生や職員さんがたくさんいらっしゃるんです。どんな難しい状況でも「こうしたら上手くいくのでは?」というアドバイスをくださって、「無理じゃない、私たちにもできる」と思わせてくれる指導をしてくださいました。
企画が通ってからも、壁はたくさんありましたね。ビラを配ることですら、承認が下りた団体でないとできないので、イベントの告知やメンバー募集も口コミで広めました。また、メンバーが増えてくると国際交流に対する思いや概念に認識の差が出てきたので、全員で共通した意識を持てるよう情報共有をしたり、対象とする言語に偏りができないように気をつけたり、工夫していかないといけないことはたくさんあります。今後は、より多くの人にこの活動を知ってもらって、もともと留学や異文化交流に興味のなかった人達にもイベントに参加してもらえるよう周知していきたいです。
留学生目線から見て、この取り組みはいかがですか?
活動を通してどんな大学になってほしいですか?
オリバレスさん:団体としては、現在は外国語学部の学生が多いので、いろんな学部の学生を増やしてより多様化させたいです。また、この1年で終わるものではなく、これから何年も続いていく団体・企画にしていきたいですね。そして大学のあちこちで自然に異文化交流が起こっているような“グローバルキャンパス”になってほしいと思っています。
ヤニさん:たとえ国籍が違ったとしても、人はみな大きな家族。私たち留学生はもちろん、日本人学生たちも積極的にいろんな人とコミュニケーションをとっていってほしいです。
※掲載内容は取材当時のものです。