十日戎で参詣者を笑顔にする、第64代福娘に!
地域
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経済学部 3年次
森下 葵さん
きっかけは6年前に抱いた憧れ。福娘合格の喜びを、両親と分かち合う。
「今宮戎神社の福娘になりたい!」。強い憧れを抱いた6年前のあの日のことを今でもはっきり覚えています。父と初めて「十日戎」に行った時、美しくてキラキラしている福娘に出会い、すっかり夢中になりました。「福娘になりたい」と私が言うと、父は「福々しい顔をしているから、向いているかもね」と一言。今思えば、その言葉が憧れを目標に変えてくれたのかもしれません。福娘の募集に初めて応募したのは2年次生の時でした。残念ながらその時は落選してしまったのですが、諦めきれずに3年次生の時に再び応募。書類審査、面接、選出審査と進み、迎えた最終審査では審査員や観客の方々の前で「参詣者の皆さんを笑顔にします!」と言い切りました。周りはかわいい子ばかりで、正直な所自信はありませんでしたが、合格発表でまさか自分が選ばれるなんて…。あまりに驚いて一瞬喜ぶことを忘れていましたが、会場に来ていた両親がハイタッチする姿を見た時に、嬉しさがこみ上げてきました。
みんなに笑顔で過ごしてほしい。100万人を超える参詣者に、福を手渡し。

1月9日から11日までの十日戎では、3日間ずっと笑顔でお務めを続けました。朝から晩までずっと座り続けていたので、脚がむくんだり腰が痛くなったりと大変だったのですが、疲れてきても常に笑顔と大きな声をキープ。その様子を見ていた神社の方が「大きい声で話してくれるから、私も元気が出るわ」と言ってくださった時は、自分の役目を果たせているのかなと感じ、嬉しくなりました。3日間で100万人以上の参詣者の方々にお越しいただきましたが、最終審査の時の“約束”を守れたのではないかと思います。来年は福娘OGとして十日戎をお手伝いする予定です。もっともっと多くの方々を笑顔にできるよう、お務めをしっかり頑張りたいです。
※掲載内容は取材当時のものです。