【経済学部】菅原ゼミ フィールドワーク2023 活動報告(5)

2023.12.28

成果報告会

経済学部菅原ゼミは、2020年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の交流・関係・定住人口増加に向けたまちづくり事業に取り組んでいます。2023年度第3回目のフィールドワーク活動(12月2日~3日)では、地域会議メンバーはじめ府中地域の方々の前で今年度の活動成果報告を行いました。また、農泊シェアハウスでの宿泊、古道散策、レモン圃場見学と、当ゼミと府中地域の連携が始まって以来初となる、宿泊を伴うフィールドワーク活動を実施しました。

成果報告会では、3つの班に分かれた学生が、フィールドワークで得た知見やそれを基にした調査分析を通じてまとめた府中地域での「暮らし体験型コンテンツ」を提案し、地元の方々と意見交換しました。どの班も、実現可能性やワクワク感について高い評価を受けるとともに、地域の事情を踏まえてより具体的な提案内容にするためのアドバイスをいただきました。
農泊シェアハウスohashiでは、ハウスのオーナーであり、ここをはじめ市内数か所の農家民泊施設のプラットフォーム「みやづくしの宿」を運営する株式会社百章の共同代表でもある矢野氏より、株式会社百章の地域づくり事業全般についての解説やohashiを通じた移住支援の取り組みを伺いました。また、夜には、同じく共同代表の関野氏、地元漁師の本藤氏も加わり、各班の提案についてのアドバイス等をいただきました。

翌日は、地域会議メンバーの井上氏の引率により、天平の古道を散策しました。10月に整地をされたとのことで、前回(6月のフィールドワーク時)との違いを視察しました。雨天のため足元が悪かったのですが、それでも、6月には生い茂っていた草木が刈り取られずいぶんと眺めがよくなっていたり、遺跡調査現場も見学できたりと、体験型コンテンツとしての今後が期待できそうでした。
雨の上がった午後からは、レモン農家でもある矢野氏のレモン圃場を見学させていただくとともに、現在のところレモン生産地の北限である宮津市でレモン栽培に取り組むことの意味と、第1次産業を軸とする6次産業化による地域づくり、将来のビジョン等についてお話を伺いました。学生からは、関係人口の創出につなげるのであれば収穫体験もしくはレモネードづくり体験をセットにすれば、体験型コンテンツとしての魅力がさらに増すのではないかといった意見が出ていました。

農泊シェアハウス
遺跡調査現場(天平の古道)
天平の古道
ホットレモネード
レモン圃場
PAGE TOP