学部の特長
世の中の諸問題を経済理論とデータと実践から解決する学問

Point01国内外の現地を訪れて人と交流し実践的に学ぶ
「国内系フィールドワーク科目」や演習(ゼミ)では京都や兵庫、岡山などでインタビュー調査を行い、地域課題とその原因を発見します。そして、経済学の理論やデータサイエンスの知識も活用して、地域課題の解決策を考え、地域への提言や地域活性化イベントの企画などに取り組みます。
「海外系フィールドワーク科目」では海外の大学で英語による研究発表の報告・質疑応答を行い、現地の文化や経済を学びます。これらフィールドワークを通して、専門知識を現実の社会で生かす経験を得て、"生きた経済"が肌感覚で身に付き、社会課題を解決する実践力を養います。
Point02経済学ならではのデータサイエンスを活用する
経済学ではデータサイエンスを用いて、経済理論の正しさを確かめることや、大規模なデータ(ビッグデータ)を分析・活用して、社会の役に立つ知見を導き出します。また、経済や社会の将来を根拠に基づき予測します。
経済学部では、データの扱い方や図表の作成といった初歩的な技術から、データ処理・分析の基本的理論、市場分析や将来予測などの応用理論まで幅広く学ぶことができます。授業内容を修得することで卒業後にどの様な分野へ進んでも役に立つ、世論に流されず自分自身で経済や社会を読み解き、確証をもって自分の意見を主張する能力が身に付きます。
Point034つのコースで体系的に学ぶ専門科目
経済学部では、現代社会を読み解く「現代経済コース」、企業経営を捉える「ビジネス経済コース」、地域の課題を知る「地域経済コース」、世界を深く理解する「グローバル経済コース」の4つの専門コースがあります。
各コースで設定される専門科目を中心に経済学の学びを深めます。専門科目を演習(ゼミ)やフィールドワーク科目と連携して履修することで、現実の経済への理解を広げることができます。
Point04企業や地域で活躍する実務家から学ぶ
第一線で活躍する実務家から現場の「生の声」を聴く特別講義を開講しています。「企業のトップや地域づくりのキーパーソンは、企業や組織・団体を取り巻く経済をどのように捉え、経営上もしくは地域等の課題にどのように取り組んだのか」や、「金融・証券の実務家たちは個人の資産運用や企業の資金調達について、今後の在り方をどのように予想するのか」など、特別講義では自分の将来の進路を考える上で役立つ貴重な情報を得ることができます。
進路・就職
主な就職・進学先一覧
就職
1年次からキャリア・就職への意識を醸成するための就職ガイダンスに参加できます。また大学独自の筆記試験対策としてeラーニングを用いて、自分のペースで学べます。2年次秋学期から始まる演習(ゼミ)では担当教員からのアドバイスを得られるなど、4年間を通じて手厚い支援体制を受けられます。
公務員
経済学は公務員試験の重要科目ですので、日々の学びが公務員試験対策の土台づくりになります。学生は1年次の「経済学入門I・II」や2年次から履修できる「ミクロ経済学」や「マクロ経済学」という科目で経済学を基本から学べます。
また、経済学部の公認サークルである「公務員試験研究会」に参加する学生は、公務員に関係するイベントに参加したり、面接対策などの支援を受けられたりと、実践的に学べます。
教職課程
学部および教職課程の学修を通じて、教員に必要な知識や指導力、教育観や倫理観を身に付けることで、中学校・高等学校の教員免許状の取得が可能です。また、経済学部の学生だけが、中学校教諭一種免許状では「社会」を、高等学校教諭一種免許状では「地理歴史」「公民」「商業」を取得可能です。
進学
大学院経済学研究科では、創設以来、一貫して近代経済学をベースとした多面的なアプローチが可能なカリキュラムを用意しており、最新の理論と分析手法を学べます。多彩な専門の教授陣を擁して、幅広い専門領域の科目を配置しています。
学部生(編・転入試/編入学指定校推薦入試入学者除く)に向けては、出願基準を満たせば経済学研究科への学内推薦入試や飛び級の制度も設けています。より深く経済学を研究したい方はぜひ経済学研究科を目指してみてください。
なお、官公庁、企業、自営業など、実社会で働いている社会人の方々を対象に、今の職場を離れることなく、高度な研究ができる大学院経済学研究科(通信教育課程)も併設しています。
大学院進学先
4年間の学び
1年次で経済学部生としてしっかり基礎をかため、2年次からの専門コース教育やゼミ活動により専門性を深め、4年次で集大成となるゼミ修了論文を作成して卒業へ
1年次経済学の基礎知識と
学ぶための技法を手に入れる
2年次コースの学びがスタートし
秋学期からゼミに所属
1年次秋学期に選択した専門コースに基づいた各自の学びが始まります。
専門を深める学び
1年次に経済学の基礎を固めた後、2年次春学期から各自の進路や興味に合わせて選択した「現代経済」「ビジネス経済」「地域経済」「グローバル経済」の各コースに沿った学びが始まります。また、春学期に演習(ゼミ)への応募も始まります。
現代経済コース

現代社会を読み解く
国の政策や人や企業の経済活動を通し、社会問題を読み解きます。若年層の失業、少子高齢化の影響など、日々のニュースで目にする問題が、なぜ起こるのか、どのような解決策があるのか、といった行政が市場に果たす役割や課題、財政への影響についても考えていきます。
科目例
ビジネス経済コース

企業経営を捉える
経済環境の変化が産業構造に与える影響を、企業の視点で読み解くコースです。政府が規制緩和を進める中、企業は合併・買収や組織改革など、さまざまな戦略で市場の変化に対応しています。こうしたリアルな事例を分析しながら日本の産業構造を理解し、企業戦略の未来を考えます。
科目例
地域経済コース

地域の課題を知る
若者の人口流出、自治体の財政難など、日本の地域はさまざまな問題を抱えています。このコースでは地域社会が直面する課題の解決方法を多様な視点から考察します。自治体、企業、住民、それぞれの立場から見た、豊かな地域経済・社会の在り方を探っていきます。
科目例
グローバル経済コース

世界を深く理解する
貿易や金融などさまざまな国際取引に関する問題を、グローバルな視点から読み解きます。商社やメーカー、小売業に至るまで、現代の日常は「世界」と共にあります。このコースでは複雑な国際経済問題を読み解きながら、「世界の中の日本経済」の動向と明日を考えます。
科目例
秋学期からのゼミ
2年次の秋学期から演習の授業でゼミ活動がスタートします。ゼミとは、自分の関心に合わせて各種専門分野の教員が設けるテーマに基づいて運営する少人数の演習クラスに所属し、2年次秋学期から4年次秋学期まで同一教員のもとで継続して履修し、ゼミ修了論文の執筆に向けて各分野の専門知識などを深めます。また、ゼミテーマに即してデータ分析やフィールドワークの実施など、さまざまな研究活動を行い、論理的思考力・問題解決能力などを身に付けられ、皆さんの就職活動等に有益となります。
演習(ゼミ)で扱うテーマ
特別プログラム(一部、3年次から履修可能な科目もあります)

経済学部では、専門コースの授業と並行して履修できる特別プログラムを用意しています。「上級英語プログラム」で英語力を高めたり、実務家を招く「経済人特別講義」「地域づくり人特別講義」で視野を広げたりと、幅広い知見を得ることができます。また働き方改革で近年見直されているワーク・ライフ・バランスに関する「ライフデザイン特別講義」があります。
経済学を軸とした多彩な学びで、ビジネスでも役立つスキルを身に付けていきます。
3年次研究手法や知識を生かし
専門の学びに注力

3年次では、各コースの専門分野を本格的に学びます。演習(ゼミ)では研究領域の中から各自が興味のあるテーマを掘り下げて研究し、実践的な分析力、思考力を身に付けます。また、興味の拡がりに応じて他のコースの学びも履修可能です。
政策フォーラム・研究発表会

ゼミによってはゼミ内でチームをつくり学外で開催される政策発表会や政策交流大会に参加しています。文献・データ収集やデータ分析などの研究を行い、その成果を政策提言にまとめ、発表し、他大学の学生達などと意見交換を行う貴重な経験を積むことができます。
4年次学びの集大成として
ゼミ修了論文をまとめる

演習I・II・IIIでのゼミ活動や専門の授業で学んできたことを踏まえ、演習Ⅳにて研究の集大成となるゼミ修了論文を仕上げます。
自分が決めたテーマについて問題意識を持ち、それに関する調査と分析を行い、これらの結果を考察の上、確証をもった結論を導き出します。ゼミ修了論文を書き上げることにより、4年間で培う経済学的思考法、幅広い教養、情報処理能力・課題解決能力を体系化し、自らの社会的役割を果たす能力と意思を持つことができます。
先輩の声
+αの学び
経済学部では、専門コースの授業と並行して希望者が履修できる特別プログラムを用意しています。
経済学を軸とした多彩な学びで、ビジネスでも役立つスキルを身に付けていきます。
-
実務家を招く
経済人特別講義 - 地域づくり人特別講義
- 現代証券市場論
- ライフデザイン特別講義
-
フィールドワーク
フィールドワーク体験談 - グローバル経済フィールドワーク
- グローバル経済フィールドワークI
-
データサイエンスプログラム
データサイエンスプログラム
-
英語力を高める
上級英語プログラムⅠ~Ⅳ - EBJプログラム