【経済学部】菅原ゼミ フィールドワーク2023 活動報告(1)

2023.06.02

天橋立ワイナリー
経済学部菅原ゼミは、2020年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の交流・関係・定住人口増加に向けたまちづくり事業に取り組んでいます。2023年度第1回目のフィールドワーク活動(4月29日)では、天橋立ワイナリーの圃場を見学し、ワイナリーの地域連携の取り組みなどについてお話を伺いました。また、教員の引率により、史跡、漁村集落、観光地エリアを視察しました。
この活動を通じて感じた府中地域の魅力と課題を基に、5月には宮津市役所の担当者様とのオンライン・ミーティングにて、宮津市の移住定住促進政策について意見交換する予定です。

参加学生の声

A班

今回のフィールドワークで天橋立ワイナリーの方にお話を伺い、宮津ならではのぶどうの育て方からワインの出荷について知識を深めることができました。特に興味を持ったところは、ぶどう作りには宮津の海の近さを生かし、肥料として牡蠣の貝殻を使ってぶどうを栽培しているところです。
また、溝尻地区で空き家を活用したゲストハウスの計画や国分寺の史跡を訪れて、宮津ならではの土地と自然の良さや歴史を感じることができました。宮津市には他にない魅力がたくさんあることを実感し、これからの活動に今回の体験と得た情報を生かしていきたいです。

B班

今回の宮津市のフィールドワークを通して、数多くの経験をしました。
まず、今回は生憎の雨模様だったものの、傘松公園から望む天橋立の景色は本当に素晴らしかったです。海と山の両面を楽しめ、砂浜で松の木が美しく並んでいる光景は圧巻でした。
また、宮津市の歴史や暮らしを感じられる地域には、国分寺跡や元伊勢籠神社、天橋立を挟んだ内海に位置する舟屋などがあります。私たちはこれらの地域を訪れ、地元の方々から宮津市に関する貴重な話を聞くことが出来ました。特に、地元のワイナリーで一から作ったぶどうを使用したワインを作っている専務さんからは、宮津の気候や土地にあったこだわりと独自性をもったワインを作り出すため日々試行錯誤を繰り返していることや、肥料に牡蠣の貝殻を使用するなど興味深いお話を聞くことができました。また、地元の自治会の方々が進めている町おこしの取り組みや、地元の新鮮な材料を使った料理なども体験し、この地域の歴史や文化に触れ、より深く理解することができました。
さらにフィールドワークを通して、宮津市周辺の交通事情や地元の人々の暮らしなどに配慮する必要があることに気付き、地元の方々や観光客、私たち自身がどのような行動を取ることが必要なのかを考えるいい機会となりました。
今回の宮津市でのフィールドワークで学んだ貴重な経験を生かし、私たちはこれから地元の方々と協力しながら、大学生ならではの視点を生かした町おこしの取り組みを進めていくことを目指していけたらと思います。

C班

天橋立ワイナリーではワイン製造にかかる年月や失敗の多さ、地元の方々との土地利用、拡大についての話し合いなど、多くの課題があり、試行錯誤が繰り返されていることをお聞きすることができました。また、コロナ禍以前はワイナリーでインターンなど就職活動を控えた大学生にも嬉しい取り組みを行っており、私たちの班も体験したいとの声が多く、より宮津市に関心を持つことができると感じました。
街並みでは、小さな商店街やその方々との交流が見受けられ、とても良い観光地だと感じました。しかし、空き家、空き地は多く見受けられました。先生からのお話にあったように、まちづくりの拠点の他にも、さまざまな利用法によって多くの人を呼ぶことができる何かを考えていこうと思いました。
空き家、空き地が多い中、新築の家なども見られ、移住された方がいることを知ることができました。それは、この街の魅力である、天橋立の景観や古風な街並み、歴史的建造物に惹かれた方々がいるからだと思います。なので、今回肌で感じたこの魅力を伝え、さらにより多くの方々が訪れ、定住するような提案を考えていきたいです。
史跡
傘松公園
宮津港
溝尻地区
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