先輩の学び(法政策学科)

先輩の学び

法律をリアルな現場で使いこなす。

法政策学科では法律を社会で活用するための手段を学んでいます。

1年次の「法政策基礎リサーチ」はまさにこの学科の柱の1つともいえる授業 。例えば仮想の商店街で起こっている問題を提起し、それをどう解決するかという実践的な政策立案にグループで取り組みます。私たちの場合は、開かずの踏切が歩行者の妨げになっている事例に着目し、新たに歩道橋を設置するという提案をしました。

政策を立てるうえで必要なのは、単に解決方法の提示だけではありません。歩道橋を設置するにあたって定められた設置基準をクリアしているか、どの程度の交通の円滑化が見込まれるか。道路法など関連するあらゆる法律をいかに活用し、プレゼンする相手を納得させることができるかどうかがポイントになります。

そのためには法律に関する知識を増やすことはもちろん、視野を広げることも大切です。実際に行政に携わる人たちをゲストスピーカーとして招く「地方自治未来論」という授業では、私の考えよりも遥か先を見据えた深い話に毎回ハッとさせられます。

実際に政策立案を体験しながら市役所などの取り組みを知るうち、私自身もいつか街づくりに貢献したいという思いが芽生えてきました。自分たちの街をもっと安心して暮らせる街にするためにどうすればいいか。今、まさにその方法を学んでいるところです。

法政策学科 3年次
岡田 真依さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

「法律」と「社会」をつなぎたい。

法政策学科では1年次に「法政策基礎リサーチ」という授業があります。そこではグループで議論したり、大学や街の商店街について調べ、課題解決に取り組みます。
こうした社会で実際におきているリアルな事例や制度を学ぶフィールドリサーチ科目やゼミは多く、学外に出て学ぶことも珍しくありません。

今、私が所属するのは、かつて京都府知事を16年務められた山田啓二先生のゼミです。自身が関わられた亀岡市にあるサンガスタジアムの建設にどのような課題があったか、自治体主導で地域活性化をどのように達成していくかなど、実際に行政の最前線に立って指揮をとられる方々のお話を聞ける機会が多くて勉強になります。

大学に入った頃の自分には法律というのは「分厚い本に記された難しい法律を覚える」というイメージがありました。でも大学で様々な法律の姿に触れ、社会では「今ある法律をどう活用するかを考える」「これからどんな法律が必要か調査する」など、法律は企業や自治体などでもっと幅広く使われているものだと知りました。

法律は日本という国単位のものですが、それが自治体では条例となり、企業では社内規定になる。法律を「ルール」と捉えれば、ルールを扱う仕事はどこにでもあるのです。
法律は皆が安心して暮らすための知恵であり、ルールですが、そこに社会に暮らす人の気持ちを通わせる学びこそが、法政策学科の学びの真骨頂のような気がしています。

法政策学科 3年次
田片 晃基さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

法政策の本質をつかめる恵まれた環境があります。

法律を用いた政策の立案が法政策学科の学びの柱です。1年次に履修した「法政策基礎リサーチ」は、まさにこの学科の基礎となる学びだったと思います。

授業はディベート形式で、グループごとに町の政策を提案するというもの。さまざまな種類の法律を活用して世の中を改善していける政策とは何か、話し合いと発表を繰り返しました。「地方の小学生の学力低下」をテーマに、自主性が重視される教育プログラムを導入して学習意欲を高めることができないか、という提案をしたこともあります。

授業を通して政策づくりを続けるうち、政策を実現させるためには多くの人を説得する力が大切だと気付きました。1つの問題に対して、何が原因で何を改善すべきなのか、法律を理解した上で論理的に分析していないと、政策の欠点を指摘されたときに対応することができません。法律に関する正しい知識や使い方、伝え方を身に付けるということは、大きな説得力を生むということ。それが政策の根本にある、誰もが安心して暮らせる社会をつくる一歩につながるのだと思います。

私が目指すのは警察官。小学生の頃、友人が事故に遭った現場に駆け付けてくれた警察官がとても頼もしくて。優しい話し方や豊富な知識で安心感を与えてくれた存在に憧れました。今は法という社会のルールを学びながら人を守るための力を磨いている、まさに夢の途中です。

法政策学科 3年次
山本 諒さん

※掲載内容は取材当時のものです。

PAGE TOP