社会問題解決のために。政策立案コンテスト「本選大会」開催!

2021.11.30

法学部のゼミを中心としたチームが、社会におけるさまざまな政策課題を見つけ、その解決策を提案する「政策立案コンテスト」の『本選大会』が開催されました。このコンテストは法学部の各ゼミ代表者でつくる「法学部ゼミ連絡ネット」が運営するコンテストで、今年で12回目の開催となります。今年度は14チームが参加し、予選を勝ち進んだ6チームによる本選が行われました。

(学生ライター 文化学部2年次 夏目 真衣)


政策立案コンテスト『予選大会』の様子はこちらからご確認ください!
審査員を前に提言を行う参加学生
予選を勝ち進んで本選に出場した6チームが順番に壇上に上がり、高齢者虐待や若者の自殺、あおり運転など、現在社会で問題となっている出来事について、それぞれの視点から政策提言を行いました。

出場した6チームのテーマは以下のとおりです。

焦ゼミ(チーム2D)
食店舗集積地における政策

中村ゼミ
食品ロスについて

服部ゼミ
少年院出院者の社会復帰支援に大学はどのように関わっていけるのか

朴ゼミ
高齢者虐待を防ぐには ~同居養護者のストレス・介護疲れの軽減から考える~

芝田ゼミ(チーム2)
命を絶つ若者を救え!!

増井ゼミ(チームB)
あおり運転を減らすためには ~事故自動緊急通報装置の応用とドライブレコーダーによる対策~

質疑応答の時間には、審査員である法学部教員から厳しい質問を投げかけられる場面もありましたが、臨機応変に対応し、深い議論がなされました。

1位に輝いた朴ゼミは、身近なツールであるLINEを活用した具体的な提言や、図表を効果的に使用したプレゼンテーションが審査員に評価されました。

朴ゼミの提言内容

「高齢者虐待を防ぐための政策」について提言を行いました。高齢者虐待の背景には、特に40~50代の人々の介護疲れがあり、その原因に時間的負担・肉体的負担・精神的負担・社会的孤立があると指摘しました。その中でも、今ある介護サービスを活用しても負担の軽減が難しいとされる精神的負担・社会的孤立に着目し、LINEの「オープンチャット」というオンラインツールを活用した解決策を提案しました。
朴ゼミ 発表の様子
見事1位に輝いた朴ゼミに大きなトロフィーが授与された

予選からブラッシュアップされたプレゼンテーションや、審査員からの質問に的確に回答する様子を見て、各チームのこれまでの努力が垣間見えたように感じました。発表中は各チーム緊張した面持ちでしたが、講評の時間には審査員からの温かい言葉にうなずいたり、熱心にメモを取ったりする様子が見られ、今後の学びへの意欲が高まった様子でした。このハイレベルなコンテストへの参加は、学生にとって大きな学びの場となったように思います。

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