【経済学部】菅原ゼミ フィールドワーク2022 活動報告(4)
2023.04.03

経済学部菅原ゼミは、2020年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の観光まちづくりデザインに取り組んでいます。残念ながら、今年度は「京都から発信する政策研究交流大会」での発表は叶いませんでしたが、1月14日に地域会議メンバーをはじめとする府中の方々にご参加いただいた成果発表会にて、3つの班が観光まちづくりプランを提案しました。
観光まちづくりプラン
A班
宮津市の1人あたり観光消費額を増やすことを出発点に、平日の観光客の増加を狙った個人向けワーケーションを提案しました。他地域での事例を参考に、海と星の見える丘公園などと連携した宮津市独自のワーケーション・パッケージを考案しました。
B班
松並木が続くだけの天橋立を渡ることの不効用(飽きる、疲れる)の解消を狙いました。天橋立を渡ること自体に楽しみをもたらすために、天橋立の数か所において地元産品を使った飲食品を提供するキッチンカーの営業を提案しました。
C班
府立丹後郷土資料館が国分地区における観光の拠点となるための策を考案しました。アイデア探しのために資料館を訪れているアーティストと連携した芸術関連イベントや、閉館後を利用したイベントでSNS発信者を巻き込むことを提案しました。



参加学生の声
- フィールドワークで宮津市に行き、直接宮津の方から話を聞けて、宮津がどのような政策を行っているのか、また行おうとしているのかを学べ、とても勉強になりました。私たちの提案した「天橋立を渡ること自体に楽しみ」をという意識が、地元の人の一つの参考になることが出来て良かったです。それを踏まえてキッチンカーの案に対して許可がおりるかどうか以外の、売り物やキッチンカー自体を借りることに対してのご意見が欲しかったです。
- 私たちは、中間発表会の際に地元の方がおっしゃられた「打ち抜けた考え」や「ワクワクできる喜び」を念頭に置いた上で、かつそれが実現可能なのかを考慮してアイデアを考えました。意見を出し合っていく中で、細かな部分が食い違うこともありましたが、最終的には考えをまとめることができたと思います。FW活動を通して学んだ多くの事を、これからの長い人生にも活かせるようにしたいです。
- フィールドワークでの訪問やインターネットで宮津市を調べる中で、今までは天橋立がある観光地としてしか認知していませんでしたが、多くの課題や宮津の長所が見つかりました。今後何かを研究する際には、今回やってきたことを活かしたいと思います。また、成果発表会では沢山の方にお集まりいただき、ありがとうございました。画面越しではありましたが、皆さんの前で発表できたことを嬉しく思います。