【経済学部】菅原ゼミ フィールドワーク2022 活動報告(2)

2022.07.21

経済学部菅原ゼミは、2020年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の観光まちづくりデザインに取り組んでいます。
2022年度第2回目のフィールドワーク活動では、「天橋立ワイナリー」を中心とする国分地区を訪れ、各班とも前回のフィールドワークの課題点を活かして、現地を観察しました。また、地元農家の方にお話を伺い、地元の人と人が協力しあえるようなまちづくりデザインが求められていることが分かりました。次回フィールドワークで予定している地域会議の皆さんへの中間発表に向けて準備を進めていきます。

(菅原ゼミ広報部)

A班

前回の課題点として、A班では、リピーターを増やすことよりも、宿泊客に重きを置いて夜に星を見るイベントや、ホテルや民宿のプランを増やすことを挙げていました。
そこで、今回のフィールドワークでは、星を見るイベントが開催されている、「海と星の見える丘公園」を訪れました。曇りや雨で星が見えない日でも、室内のプロジェクターでプラネタリウムを開催するなど、雨天対策も取られていました。また、月に数回、夜空の観望会を実施しており、双眼鏡や、寝転がって見るためのマットを貸出しているとのことでした。望遠鏡よりも双眼鏡の方が技術を要さないため、子供から大人まで楽しんでいただけるようです。コロナ禍により、参加者は休日で10組くらいに減りましたが、コロナ前だと流星群が出る時期に200~300人ほど来ていたそうです。
今後の課題点としては、天橋立駅、宮津駅からのバスがあるものの、40分程かかることから、他の地域が行っているバスツアーなども参考にしたいと思います。

B班

以前のフィールドワークでは見ることのできなかったワイナリーや溝尻地区の「阿蘇の舟屋」などを見て、改めてまだまだ魅力のある地域だと感じました。しかし、同時に、マイカー以外で訪れることが困難な点は課題だと感じました。また「傘松公園」は、天候の影響か、前回来た時よりも観光客が少なかったです。今回の経験を活かし、雨天時の対策についても検討していきたいです。

C班

今回私たちが訪れた国分地区は、住民の方の暮らしの場という印象が強く、前回の天橋立周辺のエリアとは、観光客の数も街の雰囲気も全く異なったものでした。
「京都府立丹後郷土資料館」には、昔に使われていた石器や銅鐸などが展示されていました。ただ、展示物の詳細な説明が無く、それらの価値があまりよく分かりませんでした。資料館の隣にある国分寺跡も同様で、当時の建物の模型を資料館に展示するなど有効な活用方法を見出す事で、観光客の呼び込みも可能になるのではないかと思います。
地元農家の方のお話にもあった、人と人が協力して行っていくという事を頭に入れて、これから先、アイデアをより具体化していきたいです。
府中よしだファームの吉田さん
※撮影時のみ一時的にマスクを外しています
天橋立ワイナリーの藤原さん
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