【経済学部】「地域活性化フィールドワークII」(4)現地政策提言発表会を行いました

2023.02.21

岡山県赤磐市への政策提言発表会の様子

経済学部で本年度から開講されている「地域活性化フィールドワークII」は、岡山県赤磐市をフィールドに、同市の経済について学生自身が課題を発見・設定し、地域の方々の話を聞いたり実地に調査をしながら、経済学的思考に基づいて政策提言をする科目です。

これまで1年間にわたり、赤磐市の社会、経済についての理解を深めた上で「果樹農業」、「観光」、そして「空き家問題」の3つにテーマを定め、4月及び9月の現地調査でさまざまな人々のお話を伺うとともに、文献やデータを調べながら、政策提言案を練ってきました。
その成果を赤磐市の方々に報告する政策提言発表会を、2月2日(木)に赤磐市公民館で開催しました。

果樹農業については赤磐市のコア・コンピタンスである白桃やぶどうの新規就農者を増やすために必要な施策、観光については赤磐市の強みを活かした観光地の活性化と情報発信の工夫、空き家問題については空き家の状態に応じて考えられるさまざまな対策を発表しました。地域住民の方や市役所の方からも活発な質疑があり、例えば農業については、新規就農者だけでなく跡継ぎへの支援の必要性が指摘され、また空き家問題については、準特定空き家への支援の状況などについて指摘がありました。
最後に赤磐市の前田正之副市長より、「良い提案をたくさん頂いた。ぜひ出来るものから実現できるよう、検討を始めたい」との講評を頂きました。

今回の政策提言発表会で、この科目の活動は終了です。受講者からは「多くの社会人の方と接することができ、初対面の人と話す力がついた」、「市役所の方にいろいろ教わり、『お堅い』から『気さくで親切』へ公務員像が変わった」、「コロナでサークルもアルバイトもあまり出来なかったが、この授業で友だちがたくさん出来た」といった感想が寄せられました。

来年度も、この科目を更に充実したものとしていく予定です。ご協力頂いた赤磐市民、赤磐市役所の皆さん、ありがとうございました。

岡山県赤磐市 前田正之副市長から講評をいただく受講生
※撮影時のみマスクを外しています。
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