【神山天文台】シンポジウム「彗星×小惑星~はやぶさ2の先へ~」を開催しました

2022.11.25

2022年11月12日(土)、京都産業大学 神山ホールにて、シンポジウム「彗星×小惑星~はやぶさ2の先へ~」が開催されました。当日は、会場での聴講のほか、YouTube京都産業大学神山天文台チャンネルにてWeb配信を行い、約400人がシンポジウムに参加しました。

1部の講演では、杉田 精司 氏(東京大学大学院 理学系研究科 教授)から、はやぶさ2探査の詳細や小惑星リュウグウがどのように誕生したと考えられているか、また地球へ持ち帰ったサンプルの最新の研究成果や今後の研究への期待についてお話しされました。

2部のパネルトークでは、講演に引き続き小惑星探査の専門家の杉田精司氏、流星・彗星研究の専門家の渡部潤一氏、天文観測機器開発の専門家の池田優二氏をゲストにお迎えし、最新の研究からわかってきた小惑星と彗星の形成環境や従来の分類方法の問題点、今後どのような研究や探査が必要となってくるのか、また、現在計画している日本の太陽系小天体探査について、白熱した議論が行われました。

参加者からは、「はやぶさ2プロジェクトに携わった皆様を間近に拝見しながらお話が伺えた事で、遠い世界の出来事だったはやぶさやリュウグウを身近に感じる事ができた」「はやぶさ2のサンプル分析結果を知ることができ、それが天文学へ大きな貢献になるだろうと期待感が持てた」「彗星と小惑星について、研究上の論争が面白かった」などの感想が寄せられました。

黒坂学長による開会挨拶の様子
杉田氏による講演の様子
パネルトークの様子(渡部氏)
パネルトークの様子(杉田氏)
パネルトークの様子(池田氏)
パネルトークの様子(河北 神山天文台)
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