小惑星リュウグウの欠片がいよいよ地球に帰ってきます

2020.11.06

2020年12月6日(日)、小惑星探査機はやぶさ2が採取した小惑星リュウグウの欠片がいよいよ地球に帰ってきます。はやぶさ2は、小惑星サンプルリターンを行う日本の探査計画のことです。はやぶさ2探査機は、2014年12月3日に打ち上げられ、2018年6月27日にリュウグウに到着しました。その後さまざまな科学観測を行い、多くの新しい発見が報告されています。リュウグウ表面への2度のタッチダウンを成功させたはやぶさ2は、2019年末にリュウグウを出発し、2020年12月6日にリュウグウの欠片を地球に持ち帰ってきます。はやぶさ2探査機本体は、そのまま飛行を続け、別の小惑星(1998 KY26)の探査が行われる予定です。みんなではやぶさ2探査機とリュウグウの欠片をお迎えしましょう。

また、帰還の頃は、小惑星リュウグウも観測の好機を迎えています。京都産業大学 神山天文台でも、来るべき帰還に向けて小惑星リュウグウの撮影を行いました。

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動画の説明:神山天文台が撮影した小惑星リュウグウ(日本時間2020年11月4日19時頃)。動画左下の動いている点が小惑星リュウグウです。小惑星は地球と同じように太陽の周りを公転しているため、連続して撮影すると、恒星の間を移動していくように見えます。
【撮影情報】
望遠鏡 :京都産業大学 神山天文台 荒木望遠鏡(口径1.3m、F10.0)
観測装置:ナスミスイメージャ(Icバンド)
撮影時間:露出時間=120秒 x 30フレーム(ダーク差し引き、フラット処理済み)

動画の説明:神山天文台が撮影した小惑星リュウグウ(日本時間2020年11月5日19時頃)。
【撮影情報】
望遠鏡:京都産業大学 神山天文台 荒木望遠鏡(口径1.3m、F10.0)
観測装置:ナスミスイメージャ(Icバンド)
撮影時間:露出時間=120秒 x 27フレーム(ダーク差し引き、フラット処理済み)

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