天文学講座第2回「太陽フレアと恒星スーパーフレア」開催

2016.10.08

10月8日(土)に、京都大学大学院理学研究科 准教授の野上 大作氏による天文学講座第2回「太陽フレアと恒星スーパーフレア」が神山天文台で開催され、約30名の参加がありました。

野上氏により太陽フレアがどういうものかが紹介され、太陽フレアによる磁気嵐が地球に与える影響についても様々な例をあげながらわかりやすく解説をされました。太陽フレアが発生した際には交通事故が増えたり停電が発生したりすることや、磁気嵐がひどくなると血圧が上昇することなど、私たちの身近にも影響があることが説明されました。

さらに、通常の太陽フレアの1万倍ものエネルギーにもなるスーパーフレアについて、野上氏自身の研究成果をあげながら解説をされました。また太陽と双子星と言われるほど非常に性質が似ているさそり座18番星でスーパーフレアが観測されていることから、太陽でもスーパーフレアが発生する可能性があることが語られました。

講演後は、アストロノミー・カフェにて多くの参加者とお茶を飲みながら気軽に語り合ってくださり、当初予定を延長し参加者からの多様な質問に熱心に答え続けてくださりました。参加者からは「太陽フレアと人間との関係について知ることができてよかった」、「スーパーフレアが太陽で発生したらどうなるのか恐怖を感じた」等の感想が寄せられました。

講演を行う野上氏
アストロノミー・カフェの様子
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