【神山天文台】天文学講座「隕石と小惑星リターンサンプルの分析から読み解く 太陽系小天体の起源と進化」開催(7月29日)

2023.06.16

京都産業大学 神山天文台 天文学講座では、学内外の研究者による天文学に関する講演を実施しています。今回は、企画展「隕石×小惑星~太陽系の起源を探る~」に関連し、小惑星リュウグウの初期分析に石の物質分析チームのメンバーとして参加した、東北大学の松本恵氏を講師にお呼びします。隕石の研究方法や探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウサンプルの分析の様子、そしてそこから得られた太陽系の起源と進化に関する最新の研究成果をご紹介します。

イベントの詳細

日時

2023年7月29日(土) 15時-16時ころ(14時30分受付開始)
※神山天文台は14時に開館します。

場所

京都産業大学 神山天文台ホール(京都市北区上賀茂本山)
本学へのアクセスキャンパスマップ
※本学へは公共交通機関をご利用ください。

講師 松本 恵 氏
東北大学 理学研究科 地学専攻 助教
講演概要 私達の太陽系は、いつ、どのようにして誕生したのでしょうか。私は太陽系の起源と初期進化の解明を目指して、隕石など始原的な太陽系惑星物質の研究に取り組んでいます。太陽系は、今から約45.7億年前に誕生し、それから数千万年の間に、宇宙の塵が集まって小さな天体ができ、それらが合体を繰り返して原始惑星が形成され、さらに現在の惑星に進化したと考えられています。このようなダイナミックな太陽系の初期進化過程は、太陽系誕生時にできた小さな天体にしかその記録が残っていません。小惑星や彗星といった太陽系の小天体は、その太陽系誕生の謎を秘めた天体であり、小天体から飛来する隕石は、太陽系の起源と進化を読み解く貴重な手掛かりです。
 講演では、私達が普段どのように隕石の研究を行っているのか、また探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウサンプル分析の様子や、そこから得られた太陽系の起源と進化に関する最新の研究成果をご紹介します。
実施形態 対面(※オンライン配信は行いません)
入場

予約制(定員90名・先着順)・入場無料です。
※下記予約フォームより予約してください。
※事前質問も受け付けております。

対象 中学生以上

講師プロフィール

松本 恵(まつもと めぐみ)氏
東北大学 理学研究科 地学専攻 助教

始原的隕石や探査機リターンサンプルの分析から、初期太陽系内でどのようにして最初の小天体が形成したのか、そして天体内で物質はどう進化し、大きな惑星の形成に至ったのかなど、太陽系天体の起源について研究を行っている。小惑星探査機はやぶさ2が持ち帰ったサンプルの初期分析では、石の物質分析チームのメンバーとして、小惑星リュウグウサンプルに含まれる鉱物の顕微鏡観察やCT撮影に取り組んだ。

お問い合わせ先
京都産業大学 神山天文台
窓口取扱時間:月曜日~金曜日9:00~16:00 ※休館日を除く
Tel.075-705-3001 Email: tenmondai-jim@star.kyoto-su.ac.jp
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