【法学部】高知をどっぷり深く知ってください! 濵田 省司 高知県知事をゲストスピーカーに招いた授業が行われました
2024.10.30

法学部専門科目の「地方自治未来論」(担当:山田 啓二 教授)にて、濵田 省司 高知県知事をゲストスピーカーとしてお招きした授業が行われました。受講した学生は世話焼きで人懐っこい人が多いという高知県の魅力や、人口減少や地震・津波対策といった課題について行政はどのような政策で問題に取り組んでいるのかを現職の知事から学びました。
濵田 省司 高知県知事 高知県四万十市出身
昭和60年に自治省(現総務省)入省、令和元年より高知県知事に就かれ、現在2期目
昭和60年に自治省(現総務省)入省、令和元年より高知県知事に就かれ、現在2期目

濵田知事は高知県の抱える問題として人口減少を上げられました。高知県の人口は1985年から減少を続けており、特に34歳以下の若年人口は1975年ごろから減少し、出生数は2023年度3,380人と全国最少となるなど、少子化が進行し特に若年女性の転出超過が深刻で、人口減少への対応は最重要かつ喫緊の課題となっています。知事は対策として、人口減少に対応するための高知県の取り組み「高知県元気な未来創造戦略」の推進について述べられ、若者に選ばれる魅力のある仕事を創出し、新しい人の流れを作る政策、出会いや結婚への支援を希望する人へのサポート機能の強化、固定的な性別役割分担意識の解消に向けた「共働き・共育て」の取り組みを紹介されました。
高知県のもう一つの大きな課題は100年から150年程度の周期で発生するとされる南海トラフ地震による津波から命を守る津波避難対策です。津波避難計画は沿岸19の市町村全392地域で完了(100%)しており、地域住民による避難訓練は夜間、要配慮者を対象としたものなどが毎年行われています。
高知県のもう一つの大きな課題は100年から150年程度の周期で発生するとされる南海トラフ地震による津波から命を守る津波避難対策です。津波避難計画は沿岸19の市町村全392地域で完了(100%)しており、地域住民による避難訓練は夜間、要配慮者を対象としたものなどが毎年行われています。

高知県出身の濵田知事は、人懐っこく人との繋がりを大事にする県民性を紹介され、高知に遊びに来て感じて欲しい、自分に合いそうだと思ったらぜひ移住を考えて欲しいとアピールされました。
人口の減少は日本全体の課題ですが、濵田知事が常に前向きな言葉で語られた「元気な明るい未来を創る」ためにチャレンジされている高知県の取り組みは、第一次産業はデジタル化により負担が軽減されていることや、都会に住んでいなくてもオンラインで仕事が完結するなど、現代の働き方についても改めて考えるきっかけになる授業でした。
人口の減少は日本全体の課題ですが、濵田知事が常に前向きな言葉で語られた「元気な明るい未来を創る」ためにチャレンジされている高知県の取り組みは、第一次産業はデジタル化により負担が軽減されていることや、都会に住んでいなくてもオンラインで仕事が完結するなど、現代の働き方についても改めて考えるきっかけになる授業でした。