【法学部】公務員を目指す学生を全力サポート!元京都府知事の山田教授による模擬面接

2024.08.27

京都産業大学法学部では、公務員を目指す学生へ、多様な支援を行っています。今回は、公務員の行政職を志望する学生を対象に採用試験の「模擬面接」を行いました。面接官を務めるのは、16年間にわたり京都府知事を務められた 山田 啓二 教授です。

(学生ライター 法学部2年次 奥野 心夕)

模擬面接で学生に質問をする山田 啓二 教授
模擬面接は学生がノックして入室する場面から始まりました。面接会場に入った際に山田教授から「第一印象は大事だから、まず名乗ろう」という指摘が入りました。再度入室からやり直し、緊張感が漂う中、模擬面接が本格的にスタートしました。

本音を伝えることで説得力が増す

面接官の山田教授は、志望動機や大学で力を入れたこと、就職して何をしたいのかなどを質問され、学生は良い緊張感を保ちながらも、自分の考えをはきはきと述べていました。山田教授は、回答に対してアドバイスをするだけでなく、さらに深堀りする質問を重ね、学生の本音の部分を引き出し、そこから参考情報をわかりやすく示されました。「志望理由には、本音と建て前を使い分けることが必要だ。」と説かれ、「本音を伝えることで相手からも親しみを持たれ、説得力も増す」とアドバイスを送られました。学生たちは、時折戸惑いながらも、真剣な表情で山田教授の助言に耳を傾けていました。
模擬面接の最後、面接会場を出る練習の際にも指摘がありました。山田教授は「面接の最初と最後は特に大事だ」と強調され、防衛省を志望する学生に対しては、質問の受け答えだけでなく、「気をつけ」の姿勢など細部にわたる指導も行われました。

面接は会話

模擬面接後の講評の様子
模擬面接後の講評で山田教授は、「面接は会話であり、必要に応じて抑揚をつけること。相手から質問を引き出すような会話が望ましい」とアドバイスされました。最後には学生たちに対し、「楽しんでおいで。吉報を待っているぞ」と力強いエールを送られました。その言葉に学生たちは励まされ、さらに意欲を高めている様子が見受けられました。面接を終えた学生に感想を聞くと、「面接は独学だったので、模擬面接を受けてよかった。いただいたアドバイスを参考にしながら本番に向けて全力で取り組んでいきたい。」とやり切った様子で本番への強い意志を示していました。
法学部の実務家出身の教員による模擬面接は、本番さながらの緊張感を体験でき、面接の流れを把握し、的確なアドバイスを受けられるため、公務員志望の学生にとって、本番前に力を付けられるとても貴重な機会だと思いました。実践的な面接を通じて得られる発見も多いので、公務員を志望する方はぜひ活用してください!
PAGE TOP