【法学部】元警察本部長による本格的な模擬面接

2023.06.20

法学部では公務員を志望する学生への支援が充実しています。このたび、法学部 田村 正博教授による「警察官」志望者を対象とした模擬面接が行われました。田村教授は、警察本部長や警察大学校長などを歴任してこられ、現在は本学で講義や演習(ゼミ)を担当されています。今回は、2人の警察官志望者の模擬面接の様子を取材しました。

(学生ライター 法学部1年次 竹田 彬人)

模擬面接は実際の面接と同じように、入室するところから始まります。

学生へ質問される田村教授

まずは「志望理由」など、一般企業の面接でもよく聞かれる質問から始まりました。質問が進んでいくにつれ「身近な人に警察官はいるか、いないなら警察官の仕事がどんなものか分かっているのか」や「警察官に必要な体力はあるか」など、警察官の面接特有の質問が続き、学生は真剣な様子で質問に答えていきます。一口に警察官志望といっても、47都道府県それぞれに都道府県警察があるため、なぜその都道府県の警察官を志望するのかという理由も必要とされていました。

模擬面接が終わると、講評の時間です。面接時の緊張感が少し和らいだ雰囲気の中、田村教授によるアドバイスがありました。田村教授は「面接では本気度が問われる」ということを強く話されました。「警察官になりたいという思いが本物だということ、そして自分は警察官としてやっていけるということを面接官に伝えることが大切になる」とアドバイスされました。
学生はアドバイスを受けるだけでなく、自ら積極的に質問して田村教授がその質問に親身になって答える場面もあり、田村教授と会話を交わしながら本番の面接に向けて対策を考えていました。

模擬面接と講評が終了した後に、田村教授にこれから警察官を目指す学生へのアドバイスを伺いました。

優しくアドバイスをされる様子

田村教授は「なりたい姿に向かって行動することが大切。そしてその行動は、なりたい姿を実現した時に有効となる行動であるべきだ」と言います。警察官を目指す上では、大学選びや授業選びの他、日々の体力づくりなども必要であると語られました。
また、これまで学生の支援を行ってきた経験を踏まえ、アルバイトやボランティアなど人と関わる経験も、警察官になる上では大切だと話してくださいました。


京都産業大学は警察官を多く輩出していることで知られていますが、その背景には田村教授をはじめとする警察の業務について精通した教員のサポートがあるということに気付きました。法学部は特に公務員志望者への就職支援に力を入れており、今回の模擬面接同様にさまざまな機会があるので皆さんにぜひ活用してほしいです。

PAGE TOP