【法学部】狛猫のいる町・京丹後市峰山地区の魅力を発見!地域公共フィールド・リサーチ活動報告会

2022.10.27

法学部のフィールド・リサーチ科目「地域公共フィールド・リサーチ」は、まちづくりや行政などを現地でのフィールドワークを交えて学ぶことのできる科目です。今回は、京丹後市峰山地区の地域活性化のために取り組む若狭 愛子准教授クラスの活動報告会の様子をレポートします。報告会では、受講生が作成した峰山地区PR動画の上映や地元農家から寄贈されたお米の配付が行われました。

(学生ライター 文化学部2年次 大村 知史)

受講生集合写真

※1 :地域公共フィールド・リサーチ
実社会への関心と問題意識を強めるとともに、解決方策を考察する力を養う法学部 2年次の選択必修科目。公共政策、環境政策、社会政策分野の問題について、クラスに分かれて学ぶ。

丹後ちりめんの産地であり、長らく蚕や繭が生産されてきた峰山地区では、蚕や繭をネズミから守る存在として猫が大切にされてきました。地元の神社では「狛猫」が奉納されていたり、「こまねこまつり」というイベントが開催されたりすることが紹介されました。受講生は「峰山地区の魅力を伝える動画」をテーマに7つの動画を作成し、9月に開催された「こまねこまつり」で地元の皆さんに披露したことを報告しました。

上映された動画

活動について報告を行った後、受講生が作成した7つの動画が上映されました。
「狛猫」に焦点を当てたものや、地元の観光スポット紹介をしているものなど、いずれも峰山地区の豊かな自然や歴史が伝わってくる内容になっていました。上映後には「さまざまな年代の方に見ていただくことを考え、文字を大きくしたり、動画のスピードをゆっくりにしたりしました」、「狛猫を中心とした内容にすることを意識しました」「編集ソフトを使用しての動画作成に苦労しました」など、演出の工夫や作成にあたって苦労したことなどが紹介されました。

終了時にはアンケートが実施され、参加者は感想やコメントを思い思いに書いていました。最後に、京丹後市峰山地区の農家の方々から寄贈されたお米30キロが28袋に小分けされ、参加者に配付されました。

参加者がアンケートを記入する様子
参加者がお米を受け取る様子
アンケートを確認する受講生

受講生は一つ一つのアンケートに目を通して、改善点などを話し合っていました。アンケートには「峰山地区に行ってみたくなった」、「動画で紹介されていた和菓子屋や観光スポットに行ってみたい」などといった感想の他、動画についての意見もありました。

今後は、今回の活動報告会で学生から得た意見や、「こまねこまつり」で地域の方からいただいた意見などを参考にし、12月に行われる最終報告会に向けて動画の精度をより高めていくそうです!


作成された動画は、どれも峰山町に行ってみたい!と思える内容でした。しかし、受講生の皆さんは現状に満足せず、動画をもっと良くするために話し合ったり、アンケート内容を受け止め次につなげようと考えたりしていました。このような皆さんの姿から、動画作成や最終報告会にかける熱い思いが伝わってきました。

PAGE TOP