【法学部】活性化のカギは「アート」と「花」。梅小路をクリエイティブタウンに

2022.06.13

大学の学びにおいて大部分を占めるゼミ演習。法学部では、前京都府知事で、現在は京都産業大学学長補佐を務められている山田 啓二教授がゼミを担当されています。山田ゼミでは、実際に地方自治の現場を訪れ、そこに関わる人々と交流することで課題を発見し、解決のための施策を考えることを目的に活動しています。
今回は、京都駅の西側に位置する梅小路エリアにオープンした「Umekoji MArKEt」で、梅小路地域の来訪機会の創出を目指した取り組みについて、学生がプレゼンテーションを行いました。
(学生ライター 法学部3年次 八木 一真)

挨拶をする山田 啓二教授
現地に到着すると、学生はまずUmekoji MArKEt内を見学しました。Umekoji MArKEtとは、元青果・京食材の倉庫をリノベーションして作られ2022年5月17日にオープンしたばかりの施設で、2階に交流・コミュニティサロンスペース、3階には京都のものづくり企業35社による「京都試作ネット」、日本の「文化ビジネス」のグローバル化をコーディネートする「COS KYOTO」などが入居したコラボレイティブオフィスがあります。
3D金属プリンターで完成したものを手に取ることができます
1階にあるDMG森精機運営の「AM Lab&Fab KYOTO with Monozukuri Ventures」にはデジタルデータから金属を加工できる金属3Dプリンターがあり、実際に造形されたものを手に取った学生はその精密さに驚いている様子でした。
学生のプレゼンテーションでは、「梅小路エリアのクリエイティブタウン化」に向けて、
「アート」を主軸としたグループと、「花」を主軸としたグループが、それぞれ梅小路エリアのにぎわい創出に向けてプレゼンテーションを行いました。
ゼミ生による発表の様子
アートをテーマとした班では、梅小路エリアの現状について、サビや古さが残る建物が多いことを問題点として、オランダのアムステルダムにあるアート地区を例に「アーティストラン」(※1)を提案しました。また、「ストリートファニチャー」(※2)の設置で滞留時間の増加やイメージの向上などを目指し、視覚的魅力にあふれたクリエイティブタウンの発展を提案しました。
プレゼンテーションをするゼミ生
花をテーマとした班では、歴史や文化がある一方で人通りが少ない点や、「花屋町通」という名前だが花や緑が少ない点を問題点として、アメリカのラスベガスのダウンタウンプロジェクトを例にフラワーカーペットやフラワーアートを作り、人との巡り合いや結び付きを強くし、活気のあるまちづくりを提案しました。また、SDGsの観点から、フラワーロスの削減も視野に入れています。

学生と地域の人々が連携して街づくりや政策活動を行うゼミは、法学部では非常に珍しいと感じました。また、政策に至るまでのフィールドワークやリサーチ活動も自分たちの足で赴いて経験できるからこそ、現状や課題がより具体的に見えてくるのではないでしょうか。課題の発見から政策提言、解決に至るまでのプロセスをさまざまな現場の人の意見を取り入れながら実行できるため、とても充実したゼミだと感じました。

※1アーティストラン…アーティスト自身がディレクターとなって運営を行うスペース
※2ストリートファニチャー…街路備品のことで、例えば街灯・ベンチ・電話ボックスなど
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