先輩学生がゼミの研究・活動を紹介!
法学部ゼミ説明会開催

2021.10.18

京都産業大学の法学部では、2年次から「演習(ゼミ)」がスタートします。ゼミでの学びは、少人数で専門分野に特化した内容を学べることが特徴で、履修率は90%を超えています。他大学では3年次からゼミが始まるところが多いのですが、本学では2年次からゼミに所属し、多くの学生が、経験豊富な教員の下で専門の学びを深めることができます。また、2年次と3年次など違う学年の学生を合同クラスにしてゼミを展開するのも特徴の一つで、先輩が後輩をサポートすることにより、より多角的な視点を養っています。
説明会では、各ゼミの具体的な学びや活動について、ゼミ生や教員が説明を行いました。
(学生ライター 法学部2年次 八木 一真)

ゼミ説明会は、法学部の1年次生を対象に午前の部と午後の部に分けて30ゼミが参加し、オンライン形式と対面形式の併用で開催されました。
説明する先輩学生も参加した1年次生も真剣な様子
今回は、3つのゼミをピックアップしてご紹介します!

中村 邦義ゼミ(刑法)

中村 邦義教授のゼミでは、検察側と弁護側に分かれて模擬裁判を行うのが特徴です。判例を整理し学説を検討しながら、自分たちで結論を導き出します。ゼミ内での模擬裁判だけでなく、学部の刑法討論会や政策立案コンテストへの参加や合宿を通して学びの幅を広げ、仲を深めています。刑法を学ぶゼミの醍醐味(だいごみ)として、刑務所参観を行っています。模擬裁判を通して要点をまとめたり、客観性を養う能力が身に付いたりすることに加えて、イベントにも力を入れているので、充実したゼミ活動ができるのではないでしょうか。

朴 艶紅ゼミ(法社会学)

朴 艶紅助教のゼミでは、主に明治時代から大正時代において、整備されたばかりの法律が社会でどのような役割や機能を果たしていたのかを学んでいます。人々の考え方や価値観から、当時の時代背景や現在との違いを学びます。ゼミではレジュメを作ることや発表する機会が多いため、発言力や要約力を身に付けることができます。学生が主体となって積極的に活動するゼミなので、「学びに参加する楽しさ」を感じられるのではないでしょうか。具体的な進路や学びたい分野が決まっていない方にもおすすめです。

久禮 旦雄ゼミ(日本法制史)

久禮 旦雄准教授のゼミでは、過去と現在の法律を比較して法の在り方を考える法制史を学んでいます。法制史を学ぶことで、柔軟な思考力が身に付き、より広い視野で法律を学ぶことができます。昔の文献を参考にすることが多いため、古文や漢文の書き下しを行っている点が特徴です。日本史の分野を扱うこともあるので、歴史が好きな人は久禮ゼミで学んでみてはいかがでしょうか。
対面で参加した学生はもちろん、オンラインで参加した学生も、熱心に話を聞き積極的に質問していました。参加した学生からは、2年次から始まるゼミ活動を楽しみにする様子が伝わってきました。ゼミ説明会を通じて各ゼミの活動内容を具体的に知ることができ、ゼミ選びの良い参考になったのではないでしょうか。
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