【理学部】物理科学科4年次生の宮崎 信成さんが日本物理学会で口頭発表を行いました
2025.03.25
理学部物理科学科4年次生の宮崎 信成さんが日本物理学会2025年春季大会にて「 反応による反陽子原子の観測可能性に関する理論的考察」という題名で研究成果を口頭発表しました。日本物理学会は日本中の第一線の物理学者が一堂に会する代表的な学会です。
春季はオンライン大会ですが口頭発表において大勢の聴講者を前に立派な発表を行い、質疑応答も的確に回答していました。共同研究者の理学部 物理科学科 山縣 淳子 教授によると「発表内容は、反陽子と原子核の束縛状態である反陽子原子の生成に関する数値計算の結果を報告するものであり、将来実験施設で期待されている反陽子ビームを用いた生成反応に注目をしました。中間子—原子核束縛状態の計算に用いられることがあるEffective Number法を適用し生成スペクトラムを計算することで、束縛状態がそれぞれ分かれて現れるほど離散的であることを示しました。学部生と思えないほど落ち着いた立派な発表でした。」とのことでした。
名称:日本物理学科2025年春季大会
場所:オンライン
発表日:2025年3月20日(木)
