【法学部】坂東ゼミが「若者による若者のための消費者(法)教育」シンポジウムに参加!!

2025.04.10

坂東ゼミ4年次生 集合写真

坂東ゼミ4年次生活動レポート 宮地 秀幸さん(法学・4年次)

2025年2月15日、法学部 坂東ゼミが、本学にて開催された『若者による若者のための消費者(法)教育』のシンポジウムに参加しました。
私たちは4年次ゼミでそれまで大学で学んだ法律的知識をもとに、高校生に「お金を借りること」について解説するPower-Pointの資料を作成し、それを使った「模擬授業」を動画にすることに挑戦しました。
シンポジウムでは、消費者法の分野に携わる委員会の人々にその報告をさせていただきました。

今回のシンポジウムに向けて、どのような分野について、どのような形で作成しようかと、坂東先生と僕たちゼミ生で話し合いを重ねました。その中で「成年年齢の引下げについての法改正」に伴い、高校を卒業して大学生になる時期の若者が、様々な消費者トラブルに巻き込まれる現状があることに着目しました。
ゼミ生たちとの話し合いの中で「借金って悪いものなんだろうか」という議論になりました。「借金は当然返済しないといけないもので、なにかマイナスなイメージがついているが本当に悪いものだろうか?」「学生に特に馴染みのある奨学金という制度も、ある種の借金なのではないか?」「でも奨学金のおかげで大学に通うこともできる!と考えると、悪いだけのものではないのでは?」と議論が深まっていき、もっと深堀りして考えたいという思いになりました。
そして私たち大学生がこれまで4年間で学んだことや経験を活かし、次の世代である高校生にわかりやすく同じ若者という立場になって説明することで、未然に借金についての若者の注意力を養い、消費者トラブルを少しでも減らすことができれば、と考えました。

こうした経緯で、様々な消費者トラブルの中でも「借金」というお金を借りることにフォーカスして研究し、まとめてみようということになりました。
また坂東ゼミは「法律について知らない初学者の方に、いかに分かりやすく説明するか」をモットーにしています。大学生活の集大成となるこの勉強教材の作成に向けて、資料の構成や時間配分等、様々の面で工夫を重ねていきました。

実際の模擬授業のYouTube

YouTubeに公開するという形式で作成し、多くの若者(高校生)に見ていただくことで、消費者問題に関する注意力を養い、さらに関心を持っていただく材料になるのではないかと思います。
ぜひ、一度模擬授業をご覧ください!

模擬授業YouTube動画
youtu.be/t1lGO_Nd2NU (31分38秒)

シンポジウムにて(坂東ゼミ報告の様子)
今回のシンポジウムは、セミナーを通じて若者の消費者トラブルの実態・問題点・対処法などを大学生自らが考察し、情報発信することによって安易な融資の問題点を明らかにし、被害予防と救済に繋げる目的で行われました。
講師であったカライスコス先生からも「若者が教育をすることで、教育をしている若者も成長できる」とおっしゃっていました。また「若者から、このような取り組みをしていることを発信していくことも重要である」と説明されました。

この活動を通して、改めて自分の伝えたいことを分かりやすく伝えることの難しさを感じましたし、この模擬授業を作成していく上で自分自身の成長も感じることができました。また消費者問題について改めて考える素晴らしい機会となりました。大学生活の集大成として、このような貴重な機会を与えていただいた坂東先生には非常に感謝しています。

もっとこのような取り組みを行っていることを多くの方に知っていただけるよう、学生の立場である私たちから発信することの大切さを身に染みて実感しました。今回の活動をたくさんの方に知っていただけることを心より願っております。


「若者による若者のための消費者(法)教育」シンポジウム動画short Ver.(要約版)
https://youtu.be/LcIog-t-y_4 (3分36秒)


「若者による若者のための消費者(法)教育」シンポジウム動画long Ver.(全体版)
https://youtu.be/hR3J1emB27Q (2時間40分)
シンポジウム 対話型セッションの様子
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