【法学部】吉澤 卓哉 教授が第14回日本保険学会賞(著書の部)を受賞!
2024.11.27
第14回日本保険学会賞(著書の部)が、法学部の吉澤 卓哉 教授に授与されました。
この学会賞は、「保険分野の研究として、独自性・独創性・新規性のある見解を示すものであって、当学会(=日本保険学会)としての研究成果の蓄積に貢献するところが顕著であると認められる著書」に対して、日本保険学会が授与するものです。
授賞式は、2024年10月26日に開催された日本保険学会大会において行われました。
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受賞対象となった著書は、『インシュアテックをめぐる法的論点』(2023年3月。保険毎日新聞社)です。
インシュアテック(InsurTech)とは、確たる定義ではありませんが、新しい情報通信技術(ICT)を活用した保険事業の革新のことです。いわば、フィンテック(FinTech)の保険版です。
このインシュアテックが保険業界において着実に実装されつつあります。たとえば、大地震発生時に保険金が自動的に支払われる保険商品が既に販売されています(保険金請求の手続が必要ありません)。
本書は、このようなインシュアテックが従来の保険法学にどのような影響を与えるか、あるいは、従来の保険法学をどのように見直す必要があるかを検討するものです。
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吉澤 卓哉 教授のコメント
この研究の契機は、2018年にポーランドで開催された国際保険法学会(AIDA)欧州の研究大会に出席したことです。その研究大会のメインテーマがインシュアテックだったのです。
帰国後にインシュアテックに関する論文を少しずつ書いていき、それらを基に本書を作成しました。
海外の最新の研究動向は、単に書籍や論文を読むだけではなく、無理をしてでも海外に赴いて、海外の研究者の関心や意気込みを肌で感じることの重要さを、本受賞で改めて感じた次第です。
帰国後にインシュアテックに関する論文を少しずつ書いていき、それらを基に本書を作成しました。
海外の最新の研究動向は、単に書籍や論文を読むだけではなく、無理をしてでも海外に赴いて、海外の研究者の関心や意気込みを肌で感じることの重要さを、本受賞で改めて感じた次第です。
![](/news/2024_ju/um7kgd0000008m3k-img/2024hoken_yoshizawa_award.jpg)